2004年　22.6×29.7　P227　表紙背および下端ヤケ　裏表紙折れ跡

仮面、人像、神樹、祭祀具、装飾品など、中国の三星堆および金沙遺跡の出土品110点を全カラー図版で紹介。解説、発掘現場の様子なども併せて収める。

目次：
よみがえる四川文明―歴史と伝説と考古学―（鶴間和幸）
古代蜀王国の輝き―三星堆から金沙、そして商業街へ―（孫華）
巴蜀文明―その発見への道のり―（高大倫）
金沙遺跡の発見とその意義（王毅）
『神樹』から見る三星堆の文化史的意義（稲田耕一郎）
古代巴蜀の民族と秦の郡県支配（工藤元男）

序　古代中国文明のなかの四川文明
　｛古代中国文明の変遷／黄金と王権伝説｝
Ｉ　あらわれた伝説の文明―三星堆遺跡
　｛人頭像／仮面／神壇と祭祀／神樹／玉器｝
ＩＩ　うけつがれた文明の記憶―金沙遺跡
ＩＩＩ　文明のひろがり
　｛船棺遺跡／成都平原／周辺へ／残映｝

陳徳安氏に聞く「三星堆に生きた人々」

　※コラム　｛古代四川の森と虎／鳥と太陽信仰／四川古代の金／玉―中国文明の象徴―／タブノキと四川の自然／四川の漆／中号古代の道具／古代における杖｝

仮面と民俗―中国江南の呪眼をもつ仮面―（廣田律子）
四川の伝統的飲食文化（渡部武）
四川地方のシルクロード（杉本憲司）
巴の歴史・分化・民族―もうひとつの四川―（中村威也）
四川盆地の自然と成都の形成（大川裕子）
漢代四川における画像の受容と伝統（菅野恵美）

展示品解説