竈神と厠神 異界と此の世の境 飯島吉晴 講談社学術文庫

2010年3刷 P329 カバー僅イタミ

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2010年3刷 P329 カバー僅イタミ

“土間の柱に異形の面を取り付け、火難よけや家の守護神として祀られた竈神。偶像化はされず、精霊的な存在として河童譚や出産の習俗などと深く結びついた厠神。日本家屋の暗所に祀られたこれらの神々は、生死や新旧を転換する強力な霊威をもち、此の世と霊界との出入口に宿った。昔話や儀礼、禁忌など伝承を博捜し、家つきの神の意味と役割を探る。”(カバー裏紹介文)

目次:
はじめに―序にかえて


第一章 竈神の象徴性―生と死の媒介者
第二章 金工と錬金術
第三章 家と火―竈・イロリの火を中心に
第四章 産屋の火―火の媒介機能を中心に
第五章 イロリをめぐる習俗―裸回りの深層

II
第一章 厠考―異界としての厠
第二章 厠と化粧―変身のフォークロア
第三章 黄金と糞便のフォークロア

III
第一章 オタナサマ信仰の周辺―東北地方の家の神信仰を中心に
第二章 オタナサマの性格
第三章 年徳神と疱瘡神

IV
第一章 庚申信仰試論―転換の論理としての庚申
第二章 橋の民俗
第三章 柿の民俗
第四章 狐の民俗―「狐に化かされた話」を中心に
第五章 狐火とミカワリ婆さん

あとがき(原本)
学術文庫版あとがき
初出一覧
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