平成２年　Ａ５判　P502＋索引P32＋あとがき　函口少イタミ　本体元パラ付

岡山民俗学会々員に頒布された非売品。

目次：
口絵
序文
凡例

第一章　衣食住
　第一節　食物
　　はじめに
　　1　日常の食生活　｛Ａ　冬の生活と日常食／Ｂ　冬の山仕事と労働食／Ｃ　春の生活と日常食／Ｄ　夏の生活と日常食／Ｅ　田植えどきの食事／Ｆ　秋の農繁期と労働食｝
　　2　日常食　｛Ａ　主食／Ｂ　副食｝
　　3　ハレの食事　｛Ａ　ハレの日の食べ物／Ｂ　年中行事食｝
　　むすび
　第二節　衣服
　　1　身につけるもの　｛仕事着／晴着、普段着／赤子の衣／子供のころ／被り物／雨具／履物／死者の衣／着初め／衣習俗｝
　　2　糸紡ぎ、機織り、染色　｛麻／綿／スガ糸／機織り／紺屋／草木染め｝
　第三節　住居
　　はじめに／1　建築年代／2　母屋の向きと屋根型／3　屋根材／4　土間の勝手／5　母屋の規模／6　間取り型／7　部屋の呼称／8　エンガワとトコノマまわり／9　仏壇と大きい神棚の位置／10　ロックウさん／11　その他の神／12　イロリとクド／13　サシガモイのある部屋／14　大黒柱／15　持送り板／16　天上の高さ／17　附属屋／
18　それぞれの民家
まとめにかえて
補遺　旧片山華子家

第二章　生業
　第一節　農耕・牧畜　｛仕事はじめ／種占い／稲作の神々／耕地／用水／春田／田ごしらえ／種籾／苗代／田植え／雨乞い／田の草取り／虫追い／ヒタキ刈り／稲刈り／ハデ干し／稲扱ぎ／籾摺り／年貢／亥の子／畑作／牛飼い｝
　第二節　漁撈　｛1　釣り漁／2　網漁／3　筌漁／4　つけ針漁／5　そのほかの川漁｝
　第三節　諸職　｛1　鍛冶職／2　石工／3　唐臼立て／4　屋根屋／5　紺屋｝
第四節　民具　｛まえがき／1　飲食・調理・住居用具／2　運搬用具／3　収穫・脱穀・調整・加工用具／4　耕耘・育成用具／5　山樵・畜産用具｝

第三章　交通交易
　第一節　交通
　第二節　交易

第四章　年中行事と祭り
　第一節　年中行事　｛1　正月の準備／2　元旦の行事／3　正月二日以降の行事／4　春の行事／5　夏の行事／6　盆の行事／7　秋と冬の行事｝
　第二節　祭り　｛1　加茂大祭／2　化気神社の苗衆祭り／3　松尾神社当屋祭／4　堤婆宮大祭／5　摩利支天祭り／6　杉谷の荒神祭り／7　念仏踊り｝

第五章　人の一生
　第一節　お産と育児　｛1　妊娠／2　お産／3　育児｝
　第二節　結婚　｛1　縁談／2　嫁入り／3　里帰り｝
　第三節　厄年と年祝い
　第四節　葬制
　第五節　墓制　｛1　墓地の位置と形態／2　墓地の呼び方／3　墓地と石塔／4　小米石の五輪塔／5　特色のある石塔｝

第六章　民俗宗教
　第一節　民間信仰　｛1　株の神と組の神／2　家の神と講／3　オイツキ様／4　岩山様／5　魔法様／6　ダイバ様／7　伯楽天王／8　摩利支天／9　念仏講と観音堂｝
　第二節　修験道　｛1　修験と寺院／2　修験活動／3　おわりに｝
　第三節　加茂八十八ヵ所とその巡礼行事

第七章　民俗知識・あそび
　第一節　天候の予知　｛1　大風／2　晴／3　雨｝
　第二節　俗信・占い　｛1　妊婦に関するもの／2　農作業などに関するもの／3　動物に関するもの／4　暦や年中行事・方角などに関するもの／5　植物に関するもの／6　雨乞いに関するもの／7　その他｝
　第三節　民間療法と信仰的療法　｛1　民間療法／2　信仰によるもの｝
　第四節　あそび

第八章　古老雑話・金石文
　第一節　古老雑話　｛夜臼の話／明治末の小学校／狐火／郵便の歩いた道／炭や下木の運び方／たき木／高谷の水神様／亥の子まつり／お札くばり／摩利支天様の霊威／氏子の所属／こじんぼがおえるんか／口合い／三谷の小地名／アメリカ出稼ぎ／森久の獅子／ほか｝
　第二節　金石文など　｛杉谷の観音堂／杉谷の観音堂入口の木額／杉谷東の五角柱地神塔／福沢入沢家の稲葉宝剣／豊岡上の八幡宮境内／豊岡上チンガタワの旧氏神社地念仏石塔／豊岡上の横部大師堂／豊岡大勝の天計神社／豊岡相模／岩山神社／三谷の森神社の八大荒神像背銘／井原／青木山宗林寺跡の大師堂前／井原宗林寺跡の道向う樫木の根／土井神社（下土井）の狛犬銘／ほか｝

あとがき
話者氏名
索引