平成7年2刷　Ａ５判　P619＋付録70＋P5＋P62　函背および端ヤケ、時代シミ、函口僅イタミ

旧字旧かな遣い
『朝鮮の鬼神』『朝鮮の風水』に次いで昭和７年に刊行された調査報告の復刻版。
巻末に付録「祈祷経文集」および資料写真を収録。

“調査資料第三十六集『朝鮮の巫覡』は嘱託村山智順をして調査せしめた朝鮮民間信仰の一部をなすものであつて、現在朝鮮の民間に行わるゝ崇神巫俗の大要を述べたものである。”（序文より）

目次：
序
凡例
諸言

第一章　巫覡の分布
　第一節　巫覡の数／第二節　身分、性、年齢／第三節　分布状況

第二章　巫覡の称呼
　第一節　巫称の種類／第二節　巫称の分布／第三節　記録上の巫称／第四節　巫称「巫堂」に就て

第三章　成巫の動機と過程
　第一節　成巫の動機／第二節　霊威成巫の過程／第三節　世襲成巫の過程／第四節　生業成巫の過程／第五節　其他成巫の過程／第六節　成巫の機関

第四章　巫行神事
　第一節　神事の種類／第二節　古来の神事／第三節　現行の神事

第五章　巫祷の儀式
　第一節　巫儀の観念／第二節　巫儀の次第／第三節　各地現行の巫儀

第六章　巫覡の需要
　第一節　巫の需要と信頼／第二節　現在の信巫状況／第三節　タンゴル制

第七章　巫覡の影響
　第一節　巫覡の好果／第二節　巫覡の弊害／第三節　全鮮の巫幣

第八章　巫具と巫経
　第一節　巫具／第二節　巫経

附録
　巫覡用祈祷経文
　附図写真