昭和58年　Ａ５判　P467＋索引・書誌P64　カバーヤケ、クスミ、少イタミ　小口時代シミ

代表作『白鯨』などで知られるアメリカの作家ハーマン・メルヴィルに関する論考を収録。

目次：
はしがき（大橋健三郎）
メルヴィルと西欧近代―〈アメリカのアダム〉のゆくえ（野島秀勝）
メルヴィルとアメリカ（山本晶）
メルヴィルとホーソン―「ホーソンとその『苔』」から『白鯨』まで（杉浦銀策）
『白鯨』モザイク（八木敏雄）
メルヴィルとトリックスター―『信用詐欺師』論
キリスト（チャールズ・オールソン　訳：島田太郎）
暗黒の色を深める宿命の影―「魔の群島」、「ベニイ・セレノ」、「鐘楼」論（キャロライン・カーチャー　訳：牧野有通）
メルヴィルの拳―『ビリー・バッド』の処理（バーバラ・ジョンソン　訳：志村正雄）
“After the Pleasure Party”を読む（志村正雄）
『白鯨』に対する異端的見解（Ｃ・Ｗ・ニコル　註：八木敏雄）
作者の頭の中（小島信夫）
エイハブとモゥビ・ディック（後藤明生）
日本におけるメルヴィル―受容のパースペクティヴと展望（大橋健三郎）

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