1992年　四六判　ソフトカバー　P179＋原詩（ノンブルなし）　帯・カバー少汚れ、ヤケ　天地小口ヤケ

“タンジィの町　根の町よ　やつらにおまえをいまの国家のようにされてたまるか
ポストモダンを代表する詩人、チャールズ・オルスンは、「根の町」グロスターが、安手の「文明」や「陸からの声」によって汚毒されていく様を目のあたりにする。彼（マクシマス）は、町の起源や、破壊への抵抗の歴史を掘り起こし、都市国家「ポリス」を創造していく。本邦初のこの選詩集には、個人が土地にコミットしてゆく過程を、ダイナミックなメタファーでとらえた傑作、初期「マクシマス詩篇」を収録する。原詩つき。”（帯文）

目次：
三月のニューイングランド
あなた、E・Pのための大祓
カワセミ
冷たい地獄で、藪のなかで
わたし、グロスターのマクシマスから、きみへ
マクシマスから、グロスターへ　レター二
レター三
マクシマスの歌
レター五
レター六
レター七
チュロス人の生業
レター九
レター十

訳註
オルスン雑感（北村太郎）
解説（原成吉）