昭和55年　B５判　P335　二重函　帯スレ、背ヤケ大、端破れ　外函背ヤケ、天部から端にかけて汚れ　内函背少シミ汚れ　本体和紙カバーおよび表紙・小口時代シミ　P36・37僅貼り付き剥がし跡

“本書は、フグの研究に半生をかたむけ、世界 で唯一といわれる《ふぐ博物館》を個人で 所有するほどの著者が、調理、水産、社会、文 学、歴史等の多角度から、ひたすらにフグを 探求したきわめて珍しく貴重な文献である。”（帯文）

目次：
はじめに

フグ食の歴史
中国での河豚食
下関とフグ
浪速のフグ
外国人とフグ
フクとフグ
河豚の文字
フグの詩
俳句にみるフグ
川柳魚
フグの切手
フグの種類
幻のフグ
フグの種類別方言
漢字異名抄
四十河豚のくる日
出鱈目談義
怪魚ハコフグ
Rのつかぬ月はフグを食べるな
死華論争
合衆国日本
フグの産卵
思春期に変わるフグの色
フグ漁
フグの養殖
フグの病気
冷凍魚時代
フグと食い合わせ
フグ毒
フグ毒作用と功罪
俗信中毒療法
中毒に特効薬なし
フグ中毒は助かる
力士とフグ
一千万円賠償請求
損害賠償請求の手引き
下関のふく料理
てっさ
てっちり
ひれ酒
白子と強精
フグの目
雑炊
ポン酢
珍味のトラフグ
フグの代役
フグの味

付録「正しいフグ食」講演速記録
北濱流フグ調理法
フグ解剖模型図

あとがき