1970年12月号 B5判 P130 全体に経年によるヤケ 表紙少イタミ、汚れ
目次:
グラビア特集 男の性とフェティシズム
【唐十郎の映画的演技をめぐって〈銭ゲバ〉】
唐十郎は映画を壊したか(内田栄一)
唐十郎に岡惚れして(金井美恵子)
【特集1 いちゃもん批評】
特集批評 永山則夫君の犯罪 新藤兼人〈裸の十九才〉論
(1)短距離ランナーの哀傷 ひとたびセキを切ればまっしぐらに(小沢信男)
(2)沈黙せる行動者こそ 女である肉体・母たる人間(佐竹茂)
(3)あまりにも自分に似て この少年と私の幼い時期(長谷部慶次)
(4)己ガ腹ヲ裂キテ見ル ニゲによって切りぬけるか(今野勉)
経験とは何か 反墢者に答える(柄谷行人)
呪物蒸気機関車ノート 「すばらしい蒸気機関車」批評(中村宏)
黄昏(失墜独断の地獄星) 平岡正明の言説について(斎藤慎爾)
【〈アントニオ・ダス・モルテス〉は「第三世界」の映画か?】
ローシャには問いはない(別役実)
映画における革命とは(鈴木英夫)
【特集2 女のフェティシズム】
ああ男性よ荒野を見つづけるな(中嶋夏)
犯罪的想像力の男を(鈴木いづみ)
乙羽信子イメージと性的幼時体験(加恵雅子)
人形嫌悪と男性的女性(吉原幸子)
対談 迷信からのわかれ(中野重治、吉田喜重)
人生の夕暮に近づいたヒーローの後姿 今月の洋画評(押川義行)
ぼくの好きな中年女のいやらしさ 〈波止場女のブルース〉(高沢瑛一)
悪い都市ほど映画は面白い(飯島耕一)
【小特集 女モニークの場合・レスビアンの効用】(高りょう、仙波輝之)
【スペシアリスト 〈<批評〉再び登場!】
CAMERA(田沢八郎)
ART(木村威夫)
MUSIC(真鍋理一郎)
PINK映画(斎田政則)
流行歌の人間学(松永伍一)
人を殺さず生き残る法 ―アルドリッチ(佐藤静子)
シナリオ 燃える戦場(監督・脚本:ロバート・アルドリッチ 脚本:ルーカス・ヘラー)
仁俠と赤軍の共同幻想 ―「死んで貰います」論(須藤久)
シナリオ 昭和残侠伝 死んで貰います(監督:マキノ雅弘 脚本:大和久守正)