歴史を旅する絵本 河原にできた中世の町 ―へんれきする人びとの集まるところ― 文:網野善彦 絵:司修 岩波書店

1988年 ページ部分23.3×29.4 P56 カバーなし裸本 遊び紙剥がし跡 別紙付録一ヶ所引線、上角剥がし跡(一部欠損)

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人文・社会科学歴史日本史

児童書1970年〜現代の絵本その他




1988年 ページ部分23.3×29.4 P56 カバーなし裸本 遊び紙剥がし跡 別紙付録一ヶ所引線、上角剥がし跡(一部欠損)

歴史学者と画家の共作によって各時代の庶民の生活を描く絵本シリーズの2冊目。

“私たちが、もしも過去のある時へと旅をすることができたら、見知らぬ風景の前に立ち、ふしぎな音を聴くことでしょう。そしてそこで出会う人々とともに、その時代が用意する心おどるドラマの中にわけ入ることができるでしょう。
そんなタイムトラベルの夢に応えようと、この絵本のシリーズは、各時代の風景と庶民の日常を丹念に描いています。登場人物の姿を追ううちに、自然と時代の雰囲気にふれ、人々の生き方を追体験できるはずです。さらに人々の行為や事件のかくされた意味をさぐり、それらを時代の大きなうねりの中でとらえるとき、歴史はいっきに身近なものになるでしょう。
庶民の息吹のする歴史を目指したこのシリーズが、歴史にふれるよろこびを一 歩でも押しひろげられるよう願ってやみません。 ”(宣伝文より)

“古代から墓とされていた川の中州に、やがて市が立ち、人が集まり、住みつき、しだいに町へと成長していく。町はいくども、洪水に流され、火事で焼けて壊滅するが、そのたびに中世庶民のたくましい活力で復興する ―そのような河原にできた町の変貌と中世を通じての人々の意識の変化を、町に住む人々や、町に集まりその活動を支えた職人・商人・芸能民など旅する人々の行動と表情を通して描きだす。”(宣伝文より)

巻末には作品のもととなった資料の時代背景や、各場面についての解説を記す。

また別紙付録では、作者2人の対談「画家の目 歴史家の目」を収録。

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