イエス・キリスト時代のユダヤ民族史 既刊分全6巻揃(2023年11月時点) E・シューラー 訳:小河陽、安達かおり、馬場幸栄、上村静、大庭昭博、木村和良 教文館

2012〜2021年 A5判 各巻帯付 カバー背ヤケ、僅スレ、端僅イタミ その他各巻詳細については商品説明欄をご参照ください。

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人文・社会科学宗教・民間信仰

人文・社会科学歴史世界史



2012〜2021年 A5判 各巻帯付 カバー背ヤケ、僅スレ、端僅イタミ その他各巻詳細については商品説明欄をご参照ください。

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※巻末の「日本語版・英語版対照表」によれば、全7巻のシリーズになる予定と思われますが、本品を当店ウェブショップに登録した時点(2023年11月)では最終巻が未刊であり、全6冊のセットとして販売しております。

【I】2012年 P399
“本書は、シューラーによる有名なドイツ語原本の、ヴェルメシュなどによる改訂増補・英語版の邦訳である。この「新英語版」には、イエス・キリスト時代のユダヤ民族史が詳細に論述されており、質量共にこれに勝る類書は存在しない。訳者もこの領域の達人であり、訳文は信頼に値する。……荒井献(東京大学名誉教授・日本学士院会員)”(帯文)

目次:
まえがき
凡例
ラビ文献略語表
学術文献略号表

●序論●
第1節 本書の視野と目的
第2節 補助科目
 A 考古学
 B 地理学
 C 年代学
 D 古銭学
 E 碑文学
第3節 諸資料
 A マカバイ記二書
 B 現存しない資料
  1 キュレネのヤソン/2 ヒルカノスの歴史/3 アパメイアのポセイドニオス/4 アレクサンドリアのティマゲネス/5 アシニウス・ポリオ/6 ヒュプシクラテス/7 クィントゥス・デリウス/8 ストラボン/9 ヘロデの回想録/10 プトレマイオス/11 ダマスコのニコラオス/12 ウェスパシアヌスの備忘録/13 アントニウス・ユリアヌス/14 ティベリアスのユストス/15 ペラのアリストン/16 パピルス断片/17 キュジコスのテウクロス/18 『ユダヤ人について』という種々の作品/19 年代記記者たち
 C ヨセフス
 D ギリシア語及びラテン語著作家
  I ギリシア語著作家
  II ラテン語著作家
 E 文献
  I タルムード文学
  II ミドラシーム
  III タルゲム
  IV 歴史的作品・
 F ユダヤ荒野出土の諸写本

●第1部 〔前175年から紀元135年までのパレスチナ政治史〕●
第1期 アンティオコス・エピファネスからポンペイウスによるエルサレム占領まで マカバイ蜂起と独立時代(前175-63年)
 セレウコス朝支配最後の100年間におけるシリアの歴史の概観
 第4節 宗教的危機と革命(前 175-164年)
 第5節 ユダ・マカバイオス(前164-161年)
 第6節 ヨナタン(前161-143/2年)
 第7節 シモン(前143/2-135/4年)
 第8節 ヨハネ・ヒルカノス1世(前 135/4-104年)
 第9節 アリストブロスI世(前104-103年)
 第10節 アレクサンドロス・ヤンナイオス(前103-76年)
 第11節 アレクサンドラ(前76-67年)
 第12節 アリストプロスII世 (前67-63年)

第2期 ポンペイウスによるエルサレム占領からハドリアヌス戦争まで ローマ・ヘロデ時代(前63年-紀元135年)
前63年から紀元70年までのローマ属州シリアの歴史の概観
 第13節 ヒルカノスII世(前63-40年); アンティパテルとその息子たちファサエルとヘロデの台頭
 第14節 アンティゴノス(前40-37年)

日本語版・英語版対照表

【II】2012年 P436


“イエス時代のユダヤ教を知る歴史資料”(帯文より)

目次:
第2期(続き)
 第15節 ヘロデ大王(前37-4年)
 第16節 ヘロデ死後の騒動(前4年)
 第17節 ヘロデ大王の死からアグリッパI世まで(前4年-紀元41年)
  ヘロデの息子たち/1 フィリッポス(前4年-紀元33/4年)/2 ヘロデ・アンティパス(前4年-紀元39年)/3 ・(1)アルケラオス(前4年-紀元6年) ・(2)ローマ人総督下のユダヤ(紀元6-41年)/補説I ―クイリニウスの人口調査/補説II ―イエスとヤコブについてのヨセフスの記述
 第18節 アグリッパI世(紀元37、40、41-44年)
 第19節 ローマ人プロクラトルたち(紀元44-66年)
   補説 アグリッパII世(紀元50-92/3[?]年)
 第20節 ローマとの大戦争(紀元66-74[?]年)
  1 革命の勃発と勝利(紀元66年)/2 ガリラヤにおける戦争(紀元67年)/3 ガリラヤ鎮圧からエルサレム包囲まで(紀元68-69年)/4 エルサレムの包囲と占領(紀元70年)/5 戦争の結果(紀元71-74 [?] 年)
 第21節 エルサレムの破壊からバル・コクバの没落まで
  I ウェスパシアヌスからハドリアヌスに至るまでのパレスチナの情況
  II トラヤヌス治世下の戦争(紀元115-117年)
  III ハドリアヌス治世下の大反乱(紀元132-135年)

補遺

補遺I カルキス、イツリヤ、及びアピレネの歴史 
補遺II ナバテア諸王の歴史
補遺III ユダヤ暦の主な特徴
補遺IV ヘブライ語〔刻印のある〕貨幣
補遺V オリュンピア、セレウコス、キリスト教年号の対観年代
補遺VI セレウコス朝系図
補遺VII ハスモン家系図
補遺VIII ヘロデ家系図

日本語版・英語版対照表
訳者あとがき

【III】2014年 P416

“イエス時代の文化・政治・宗教
…〈略〉…パレスチナ政治史に続く本巻では、パレスチナの文化的背景、ヘレニズム的諸都市やユダヤ人の領域、サンヘドリンなどの政治的制度、祭司職や神殿などの宗教制度について、当時の歴史史料を原典に即して引用しながら詳細に解説。他では知ることの出来ない情報を満載した資料集。”(帯文より)

目次:
まえがき
学術文献略号表

●第2部 〔内部情況〕
第22節 文化的背景
 I 人口と言語
 II ヘレニズムの広がり
 III 異教に関するユダヤ教の態度
第23節 政治制度
 I ヘレニズム的諸都市
  1 ラフィア/2 ガザ/3 アンテドン/4 アシュケロン/5 アシュドド〔アゾトス〕/6 ヤムニア/7 ヨッパ(ヤッファ)/8 アポロニア/9 ストラトンの塔/10 ドーラ/11 プトレマイス/12 ダマスコ/13 ヒッポス/14 ガダラ/15 アビラ/16 ラファナ/17 カナタ?/18 カナタ/19 スキュトポリス/20 ペラ/21 ディオン/22 ゲラサ/23 フィラデルフィア/24 サマリア/25 ガバ/26 エスボンないしへシュボン/27 アンティパトリス/28 ファサエリス/29 カイサリア・パニアス/30 ?ユリアス/31 セッフォリス/32 ユリアスないしリウィアス/33 ティベリアス
 II ユダヤ人の領域
 III エルサレムの大サンヘドリン
  1 サンヘドリンの歴史/2 サンヘドリンの構成/3 サンヘドリンの権限/4 開廷時間と場所/5 裁判手続
 IV 大祭司
第24節 祭司職と神殿祭儀
 I 階級としての祭司職
 II 祭司税
 III 祭司制度
 IV 日々の祭儀
補遺 エルサレムでの祭儀への異邦人の参加

日本語版・英語版対照表
訳者あとがき

【IV】2015年 P372 帯背端少イタミ

“ユダヤ教共同体と宗教生活の実態
原典からの引用を網羅した第一級の歴史資料集。本巻では、ユダヤ人の宗教生活の根源であるトーラー、その研究・教育の場である学校とシナゴーグ、ファリサイ派・サドカイ派・エッセネ派などのユダヤ教グループ、当時盛んであったメシア信仰について詳述する。新約聖書理解にも不可欠な知識の宝庫。”(帯文)

目次:
ラビ文献略語表

第25節 トーラーの学習
 I 聖書の正典性
 II トーラー学者とその業績一般について
 III ハラハーとハガダー
  1 ハラハー/2 ハガダー〔アガダー〕
 IV 主要なトーラー学者
第26節 ファリサイ派とサドカイ派
 I ファリサイ派
 II サドカイ派
第27節 学校とシナゴーグ
 I 学校
 II シナゴーグ
  1 共同体組織/2 役人/3 建物/4 礼拝
補遺 シュマアとシュモネ・エスレー
第28節 生活と律法
 I 概観
 II 安息日の遵守
 III 清淨規定
 IV 儀式主義
 V 社会の変化と律法
第29節 メシア信仰
 I 初期メシア待望との連関
 II 歴史的概観
 III 系統だてた紹介
  1 最終的な試練と混乱/2 先駆者としてのエリヤ/3 メシアの到来/4 敵対する諸力の最後の攻撃/5 敵対的諸力の破滅/6 エルサレムの更新/7 散らされた者の集合/8 聖なる地の栄光の王国/9 世界の更新/10 万人の復活/11 最後の審判 ―永遠の至福と断罪
補遺 A 苦難のメシア
補遺 B クムランのメシアとメシア信仰
第30節 エッセネ派
 I フィロン、ヨセフス、プリニウスによるエッセネ派
  1 共同体の組織/2 倫理、習俗、慣習/3 宗教思想
 II 死海の巻物によるクムラン共同体
  1 クムラン共同体の組織/2 教義と宗教儀式/3 クムラン共同体とエッセネ派
 III エッセネ派の起源と歴史
補遺A テラペウタイ
 I フィロンの記事
 II テラペウタイ―エッセネ派―クムラン
 III テラペウタイとエッセネ派の関係
補遺B 第四哲学: シカリイーと熱心党

日本語版・英語版対照表
訳者あとがき

【V】2021年 P471

“ディアスポラとユダヤ教文学
…〈略〉… 本書では、ヘレニズム世界に四散したユダヤ人ディアスポラについて、共同体組織や市民生活・宗教生活の実態を詳述する。また聖書外典・偽典など、ヘブライ語・アラム語で記された当時のユダヤ教文学について通観する。”(帯文より)

目次:
第31節 ディアスポラのユダヤ教:異邦人とユダヤ教
 I ディアスポラ 地理的概観
  メソポタミア、メディア、バビロニア/ドゥラ・エウロポス/シリア/アラビア半島/小アジア/黒海北岸/エジプト ・1 下エジプト ・2 中エジプト ・3 上エジプト/キュレナイカ/アフリカ/マケドニアとギリシア/ギリシア島嶼部/バルカン半島/ローマ/イタリア/スペイン、ガリア、ドイツ
 II (1)共同体の内部組織
 II (2)共同体の体制における位置
 III 市民権
 IV 宗教生活
 V 異邦人とユダヤ教 「神を畏れる者たち」 と改宗者
第32節 ヘブライ語、アラム語で書かれたユダヤ教文学
 緒言
 I 歴史書
  1 マカバイ記I/2 ヨハネヒルカノス物語/3 ヨセフス ―『ユダヤ戦記』
 II 宗教詩
  1 マカバイ詩篇/2 外典詩篇/3 そろもんの詩篇
 III 知恵文学
  1 イエス・シラクないしイエス・ベン・シラ/2 クムラン出土の知恵文学/3 ピルケ・アヴォート
 IV 教訓的、訓戒的物語
  1 ユディト書/2 トビト書/3 アヒカル物語
 V 預言・黙示的外典
  1 ダニエル書/2 エチオピア語エノク書/補遺 第3エノク書/3 モーセの昇天ないしモーセの遺訓/4 アブラハムの黙示録/5 エレミヤ余録/6 第4エズラ書/7 クムランにおける儀典的預言

日本語版・英語版対照表
訳者あとがき

【VI】2021年 P471 帯背上端少破れ

“イエス時代の多彩なユダヤ文学
イスラエル民族の来歴と信仰形態がオリエント世界に近く知られる契機となった、七十人訳聖書とユダヤ人ヘレニストによる歴史書・詩文・哲学書などのギリシア語文学や、当時の民間宗教や宗教共同体の実態を克明に刻む、死海文書・魔術書・聖書ミドラシュなどのセム語文学を概観する。豊かな色彩を帯びたヘレニズム期ユダヤ教の諸相を学ぶ上で不可欠な一巻。”(帯文)

目次:
第32節 ヘブライ語, アラム語で書かれたユダヤ教文学(続き)
 VI 聖書ミドラシュ
  1 『ヨベル書』/2 クムラン出土の『外典創世記』/3 偽フィロンの『聖書古代誌』/4 『ノアの書』/5 『コハテの遺訓』/6 『アムラムの遺訓』/7 『外典サムエル記』/8 『イザヤの殉教』/9 外典断片
 VII 呪文と魔術の書物
  1 『セフェル・ハ・ラズィーム』(『秘密の書』=ShR)/2 『ハルバ・デ・モシェ』(『モーセの剣』=HdM)/3 ヘブライ語とアラム語の呪文のボウルと護符/4 ギリシア語で保存されているユダヤ教の魔術テクスト/5 ヘーハロート文書のテウルギア/6 死海文書/7 ラビの観相術/8 『セムの教説』(=TrShem)/9 『ソロモンの遺訓』(=TSol)/補遺: ソロモンと魔術
 VIII クムラン共同体の著作
  A 規則
   1 『共同体の規則』 あるいは『宗規要覧』/2 『会衆の規則』あるいは『メシア時代の規則』/3 『ダマスコ文書』あるいは『ツァドクの断片』/4 『戦いの巻物(戦いの書)』/5 『神殿の巻物』
 B 聖書解釈
  i 特定の書物の解釈
   1 『外典創世記』(1QapGen)/2 『創造の時代』(4Q180)/3 『ヤコブの祝福』(4QPBless)/4 『五書詩華集』(4Q158)/5 『モーセの言葉』(1QDM=1Q22)/6 『イザヤ書ペシェル』/7 『新しいエルサレム』/8 『ホセア書ペシェル』(4QpHos=4Q166-167)/9 『ミカ書ペシェル』(1QpMic=1Q14)/10 『ナホム書ペシェル』(4QpNah4Q169)/11 『ハバクク書ペシェル』(1QpHab)/12 『ゼファニヤ書ペシェル』(1Q15 および4Q170)/13 『詩篇ペシェル』(4QpPss^a-bあるいは4Q171、173)/14 『ナボニドスの祈り』(4QprNab)/15 『偽ダニエル・サイクル』(4QpsDan are).
  ii 多様な聖書テクストの解釈
    1 『布告』あるいは『律法の注釈』(4Q159、513、514)/2 『フロリレギウム』あるいは『終わりの日についてのミドラシュ』(4QFlor=4Q174)/3 『テスティモニア』あるいは『メシア的なアンソロジー』(4QTest=4Q175)/4 『タンフミーム』 あるいは 『慰めの言葉』(4QTanh=4Q176)/5 『カテナA』あるいは『詩篇のミドラシュ』(4Q177)/6 『メルキツェデクミドラシュ』(11QpMelch)
 C 詩
  1 『ホダョート』あるいは『感謝の詩篇』(1QH)
 D 儀礼文書
  1 『指導者の祝福』(1QSb)/2 祝福と呪い/3 日々の祈り/4 『祭りのための祈り』/5 『婚姻の儀礼』(?)(4Q502)/6 『天使の典礼』あるいは『セレク・シーロート・オーラト・ハシャパト』/7 儀礼に関する小断片
 E その他種々雑多なテクスト
  1 『十二宮図(ホロスコープ)』(4QCryptic=4Q186)/2 暦/3 銅板巻物(3Q15)
第33節 A ギリシア語で書かれたユダヤ教文学
 序説
 I 旧約聖書正典の翻訳
  1 七十人訳/2 アクィラとテオドティオン
 II 聖書外セム語文典のギリシア語訳
 III 散文の歴史書
  1 デメトリオス/2 エウレモス/3 アルタパノス/4 釈義家アリステアス/5 クレオデモスあるいはマルコス/6 無名文人(偽エウポレモス)/7 キュレネ人ヤソンとマカバイ記II/8 マカバイ記III/9 フィロンの史書/10 タロス/11 ヨセフス/12 ティベリアのユストス/13 『ヨセフとアセナト』/14 『ヨプの遺訓』/15 大フィロン/16 テオフィロス/17 散逸したユダヤ人によるギリシア語の歴史書
 IV 叙事詩と劇
  1 叙事詩人フィロン/2 テオドトス/3 悲劇詩人エゼキエル
 V 哲学
  1 『ソロモンの知恵」/2 アリストプロス/3 フィロン/4 マカバイ記IV
 VI 護教家
  i 論敵著作家
   1 マネトン/2 ムナセアス/3 アポロニオス・モロン(またはモロニス)/4 リュシマコス/5 カイレモン/6 アピオン/7 その他の論敵たち
  ii ユダヤ人護教家
 VII 異邦人偽名のユダヤ文書
  1 『シビュラの託宣』/2 [ヒュスタスペス]/3 贋作ギリシア詩/4 偽ヘカタイオス/5 偽アリステアス/6 偽フォキュリデス/7 偽メナンドロス/8 ユダヤ起源説を疑われる異邦人名義断篇 ・1 [ヘラクレイトス書簡] ・
2 [ディオゲネス書簡] ・3 [ヘルミッポス] ・4 [ヌメニオス] ・5 [ヘルメス・トリスメギストス]/6 [ギリシア年譜作者]/9 偽タゲス
 VIII 弁論家カラクテのカイキリオス

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