1969年新装版 B6判 ソフトカバー P194 帯付 表紙および小口少ヤケ、少汚れ ページ上角薄く折れ跡 裏遊び紙少剥がし跡
“訳者の好みによって一つ一つの作品として選ばれ磨かれた59篇の詩
フランス現代詩の宇宙を華麗に彩る星座 プレヴェール、シャール、エリュアール、ミショー、ポンジュ、ボンヌフォア、デスノスら19人、60篇の詩を選び、暢達の訳筆にのせておくる会心のアンソロジィ。集中デスノスの長篇詩 「愛なき夜ごとの夜」 は本邦初完訳、巻末に付した詩人紹介とあわせ、ハンディなフランス現代詩入門としても最適である。”(帯文)
目次:
ジャック・プレヴェール {花と花冠/家族のもの/恋人よお前のために/花束}
ルネ・シャール {にぎりしめた拳/森が……であるためには/笊屋の恋びと/ピレネー/A***/変らぬこころ/細心な女/アントナン・アルトー/きみはよく出かけた、アルチュール・ランボーよ/アルベルト・ジャコメッティ/美しい建物と予感/高麗鶯/眠りの神の書/恋をするとかげの哀歌/雨燕/マルト}
レイモン・クノー {詩法のために}
ジャン・フォラン {秋のパンセ}
ポール・エリュアール {花/魚/貧しいもの}
ロベール・ドラエ {夜会服をきた夜}
クロード・ヴィジェ {希望の石}
マルセル・ベアリュ {金魚鉢}
アラン・ポルヌ {ぼくには如何なる視線も……}
アンリ・ミショー {海}
ジャン・ブルトン {街のなかで……}
ピエール・オステル {第一の詩篇}
アンドレ・デュ・ブーシェ {氷河}
ジャック・オーディベルティ {突風の歌/シャンソン/三本マスト}
ロベール・デスノス {サン・マルタン街の唄/ペリカン/最後の詩篇/愛なき夜ごとの夜}
イヴ・ボンヌフォワ {庭園/いま一つの死の岸辺/見張をする者/神明裁判/聖なる女《ヴェネランダ》/一晩中/真の名前}
アラン・ボスケ {主人オブジェ}
ジャン・タルディユ {三段論法/変形譚/会話/ムッシュウ私}
フランシス・ポンジュ {雨/秋の終り/蝋燭/牡蛎/もやに包まれ樹木は解体する/季節循環/かたつむり}
詩人たち
あとがき