昭和50年 B6判 ソフトカバー P310 カバースレ、ヤケ、端少イタミ内側セロテープ跡 小口ヤケ 天時代シミ多 ページ角少ツブレ 表遊び紙から数ページ折れ跡 裏遊び紙剥がし跡
“…本書は超心理学者がボルターガイストをどのように扱っているか、また超心理学者がその現場に到着するまでに何をしたらよいかを明らかにしたものである。
…〈略〉…
本書の内容のもっとも特徴的なことは、それらの事件に対してすでに試されたものの解説であるということである。つまり、主にロール自身が手掛けたそれらのまったく途方もない出来事に対する科学的な調査活動を詳細に再現してくれるのだ。超心理学研究のこの特殊な分野におけ真剣な追究調査活動において、彼が少なくとも合衆国内では先頭に立ってきたことは間違いないことである。本書はその彼の経過報告である。…”(本書巻頭「序」より)
目次:
序(J・B・ライン)
ポルターガイストに挑む超心理学
{「騒々しい幽霊」/特定人物に起こる怪現象/実験可能なサイコキネシス/PK機械を使った実験/いわゆる「幽霊」とは無関係/凝縮したPKの発散}
シーフォード事件の謎
{家中の物が荒らされたビンが動くのを見た!/宙に浮かんだ女性像/「容器」の好きなポルターガイスト/徹底調査の結果は原因不明/ジェイムズ少年のPKか?}
過去のポルターガイスト事件
{ある司祭館での出来事/ひっくりかえった家具/引き裂かれた聖書/歩く長靴と落下する石/ひとりでに鳴り出した鐘/ポルターガイストの反復行為/尼僧院での事件/空中を飛び交う品物/警棒で殴られた警官}
団地ポルターガイストの真偽
{著者の頭にぶつかった小ビン/少年のいるときにそれは起こる!/利子がついて戻って来た金/「演出」ではないのか?/著者宅では何事も起きなかった!/トリックを見破ったが……/本物と擬態の差}
恐怖の吸血ポルターガイスト
{不思議な噛み傷/傷の原因は何か?/まれな傷害事件/「ノック」の襲来/一軒の家で七十六件/帰って来たポルターガイスト}
不思議な光に呪われた家
{窓から怪光が洩れた!/フラッシュのように明るく速い光/未知の光源か?/警察でも手掛りをつかめず/虫が光ったのか/目標を変えた光/人間が発する光エネルギー}
現代ヨーロッパのポルターガイスト
{テーブルが三フィート動いた/食器棚にも異常が起きた緊張関係があると起こる?/九十度回転した枕/学校でのポルターガイスト/物体による物体通過現象/ねじが後をつけて来た/ビデオがキャッチした電燈の動き/テレポートされたコート/人間心理の重要性}
にせのポルターガイスト
{男と女の幽霊/幽霊の正体/過度の想像力の産物/幻覚による誤認}
マイアミ・ポルターガイスト
{床に落ちたカクテルグラス/ポルターガイストの跳梁/頻々と起こる落下事件/スージー・スミスの報告/ある手品師の参加/テレビ撮影時には何事もなかった}
マイアミ・ポルターガイストの実験
{疑われた少年/しかもそれは起こった!/超心理学的調査の開始/依然つづく落下現象/つかめぬ物理的原因/著者も目撃した!/常識は解けない}
オリーブ・ヒルの悪魔
{椅子に飛び乗った食卓/二日間に五十の事件/現われた看護婦の亡霊/すべては悪魔の仕業か/ユニークな収穫}
「プシー圏」の究明
{PKエネルギーの発生源/「プシー圏」の範囲/狂乱の中の秩序/作用体の近くがいちばん強い/渦動圏と選択性}
ポルターガイストと人格
{ポルターガイスト少年の検査/攻撃性感情と衝動/環境と性格の影響/脳波検査の結果/ホルモン分泌との関係}
PK能力と人間の意識
{PK機械による実験/糸を使ったトリックはできない/実験室では現われなかった/PK能力は支配できるか?}
超精神病理か人間の潜在能力か
{誰にもあるPK能力/超精神病理学の徴候/精神と物質の働き/超精神治療法への発展/禅の瞑想とポルターガイスト/物理的外世界と超常的世界}