
昭和57年 四六判 P235 カバー少スレ、少汚れ、端少イタミ、内側時代シミ 小口ヤケ、少汚れ ページ少開きグセ
戦前の民俗学文献や、比較的近年の民話集、町誌、新聞、聞き書きその他の資料から、紀州各地の龍蛇伝説を集め、地域(河川の流域)ごとに紹介する。
目次:
紀ノ川流域
{友ヶ島の大蛇/日延島蔵王権現社の由来/紀三井寺の大蛇伝説/蓮如上人の説教を聞きにきた娘の話/黒沢山の沼の池/住蛇ヵ池の伝説/国主ヶ淵の浮面/赤尾の薬師と大蛇退治/久度山のおしょぶ池悲話/玉川峡の滝王淵と南龍公の話/高野山と大蛇}
有田川流域
{初島の大蛇と弘法伝説/霊巌寺の大蛇/椎木明神の由来/田郷神社の話/尾掛け松の伝説/宇井蛇穴の大蛇退治と白鬚明神/生石の倉の大蛇/切越峠の名称の由来/女郎滝の伝説/上湯川の八畳岩の主/河津明神の由来}
日高川流域
{計略にかかった熊野の大蛇/道成寺物語/主になりそこねた大蛇/お姫滝物語/田ノ岡兵左衛門の豪勇/上湯ノ又の淵}
富田川日置川流域
{弁財天の白蛇/竜泉寺の由来/観福寺三ツ鱗紋/芳香を放つ大蛇の話/麝香馨の大蛇/大蛇に足から呑まれかかった武士の話/観音滝の主/暮七つ明け六つの鐘の謂れ}
古座川・熊野川流域
{高池の山の御殿/雅子の淵の伝説/漆ヶ淵/温泉場の蛇婿/瀞の主との破約/蛇性の姪/浮島の森のおいの井戸}
あとがき