2007年　17.5×23.1　P310　帯・正誤表付

2007年に長崎県美術館、宇都宮美術館、京都市美術館、東京オペラアートギャラリーを巡回した展覧会の図録。
椅子や食器、照明器具ほか、1950〜60年代を中心とした20世紀のデザイン製品、クラフト作品のカラー図版で構成され、適宜デザイナーの紹介や、北欧デザインの側面を切り取った寄稿文を挿入。
図版ページには作品の名称や制作年といったデータを記載しておらず、巻末のリストを参照するために対応するページが示される。

目次：
北欧デザインの心（島崎信）
ごあいさつ

【第1章　「伝統｣】
タビオ・ウィルッカラ
ハンス・J．ウェグナー

視点1　「家具」　使いやすい。だからこそ美しい。　〜北欧家具にみる機能主義の伝統（織田憲嗣）
視点2　「建築｣　“極端な風土”が授けるもの。　〜地域性と共存するモダニズム（井上雅義）

【第2章　「機能」】
フィン・ユール
アルヴァ・アアルト
カイ・フランク

視点3　「陶磁器｣　幸福なるフィフティーズ。　〜50年代の陶磁器とモダニズムの超克（土田貴宏）
視点4　「プロダクト・デザイン」　家電に見る、北欧モダンの進化形。　〜新しいインダストリアル・プロダクツ（橋本優子）
視点5　「子ども｣　学校給食と北欧モダン　〜｢食」から考える「子どものデザイン」（橋本優子）

【第3章　「表現」】
アルネ・ヤコブセン
ヴェルナー・パントン
ステイ・リンドベリ

視点6　「日本」　皇国のモダニストを照らした光。　〜ある北欧受容史（藤崎圭一郎）

デザイナー&メーカー名鑑
北欧の「デザイン・ミュージアム」（橋本優子）
作品リスト298
フォトギャラリー「北からの光」（写真：井上義文）