1977年3刷 A5判 P236 カバー少スレ、背および端ヤケ、少汚れ カバー内側および本体表紙少汚れ、時代シミ 小口ヤケ 数ヶ所にごく僅鉛筆引線消し跡
“セザンヌ以後の芸術で、現在と未来に向かって立つ最大のそれは。ジャコメッティの世界であろう。
本書は文字または言語表現によるほとんどすべての制作をおさめ、それに重要な対話を併載した。
明断な論理、鮮かな象徴性また格調の高いポエジーに充ちたこれらの文章は、彫刻絵画の作品と同じように世界の存在の証しとして、魅惑的である。…”(カバー袖紹介文より)
目次:
【I】
物いわぬ動くオブジェ 1931・12
「占い女のるつ水晶の球」 1933・2・5
七つの空間の詩 1933・5
褐色のカーテン 1933・5
灰となった草 1933・5
昨日、動く砂は 1933・5
アンケートへの回答 1933・12
「午前四時の宮殿」 1933・12
一九三四年の対話(アンドレ・ブルトンとジャコメッティ) 1934
アンリ・ロオランス 1945・1
ジャック・カロについて 1945・4
夢・スフィンクス楼・Tの死 1946・12
ピエール・マティスへの手紙(一) 1948
ピエール・マティスへの手紙(二) 1950
盲人が夜の中に手をさしのべる…… 1952
灰色、褐色、黒…… 1952・5
一九二〇年五月 1953・1
ドラン 1957・2
私の現実 1957・6
血動車と影刻 1957 . 10
ペーター・F・アルトハウスへの手紙(抜翠) 1958・3
私の芸術の意図 1959
一九六三年八月三十一日―ブラックの死 1963
模写についてのノート 1965・10〜11
終りなきパリ 1963〜65
イエドリカ教授の訃に接して 1965・11
そんなものはみな大したことでない 1965・11
【II】
画家の独白(ジョルジュ・シャルボニエとの対話)(一)
画家の独白(ジョルジュ・シャルボニエとの対話)(二)
なぜ私は彫刻家であるのか(アンドレ・バリノとの対話)
私の長い歩み(ピエール・シュネーデルとの対話)
アルベルト・ジャコメッティとルーヴルへ(ピエール・シュネーデル筆録)
ジャコメッティを最後に訪ねたとき(ブラッサイ)
解題
ジャコメッティに関する主要文献
年譜
あとがき