1993年、94年 A5判 第一巻のみ帯付 各巻函少ヤケ、少汚れ 本体元パライタミ 各巻詳細は下記商品説明をご参照ください
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“神田孝平の訳述した探偵実話翻訳の嚆矢『和蘭美政録』にはじまる我が国推理小説の歴史を、克明な史料考証のもとに綴った著者のライフワークともいうべき永年の研究成果。”(宣伝文)
戦前までの探偵小説・推理小説の歩みを全3巻で辿る。
【第一巻】1993年 帯背ヤケ、僅イタミ 函少汚れ 本体元パライタミ
目次:
第一章 探偵実話翻訳の嚆矢「和蘭美政録」
第二章 創作探偵小説の誕生
第三章 円朝と涙香
第四種 涙香以後の翻訳
第五章 露伴と「探偵小説退治」
第六章 「探偵実話とホームズの移入」
第七章 桃水と硯友社派
第八章 蘆花その他の翻訳
第九章 冒険小説の源流
第十章 押川春浪の伝奇冒険小説
第十一章 幽芳その他の翻訳
第十二章 「ジゴマ」映画
第十三章 涙香・抱月の探偵小説論
第十四章 谷崎潤一郎の犯罪小説
第十五章 谷崎潤一郎の犯罪小説(続)
第十六章 リュパンの紹介と「探偵雑誌」
第十七章 村山槐多の怪奇小説
第十八章 綺堂の捕物帳創始
第十九章 芥川龍之介の探偵趣味
第二十章 佐藤春夫の業績
第二十一章 樗牛・春夫の所説
第二十二章 「新青年」の誕生
第二十三章 孤蝶と不木 ―初期「新青年」の援護者―
第二十四章 十吉と天溪 ―初期「新青年」の援護者(続)
第二十五章 大正期の翻訳出版
第二十六章 「新趣味」の始終
第二十七章 乱歩出現の前夜
第二十八章 松本泰と主宰雑誌
第二十九章 大正末期文壇の反応
第三十章 宗教文学者の異色篇|
索引
【第二巻】1994年 P327+索引P18 本体元パライタミ、背ヤケ
目次:
第一章 新人作家の布陣
第二章 大正期の「新青年」の増刊
第三章 作家専業の乱歩
第四章 乱歩と宇野浩二
第五章 本格派と変革派
第六章 乱歩登場前後の作家
第七章 探偵趣味の会
第八章 プロレタリア文学の人々
第九章 前田河・乱歩論争
第十章 甲賀三郎の登場
第十一章 大下宇陀児登場
第十二章 角田と水谷
第十三章 作家平林初之輔
第十四章 平林初之輔の探偵小説観
第十五章 葛山、小酒井、妹尾その他 ―大正、昭和初期登場の作家―
第十六章 山本、瀬下、水上その他 ―大正、昭和初期登場の作家(続)―
第十七章 不如丘と不木
第十八章 浪漫主義の流れで
第十九章 乱歩の屈折
第二十章 全集合戦
第二十一章 「新青年」の翻訳者たち
第二十二章 「新青年」のモダニズム
第二十三章 朔太郎の新文学待望論
第二十四章 「陰獣」前後
第二十五章 夢野久作登場
「新青年」所載主要作品総目録
索引
【第三巻】1996年 P260+索引P19 函に薄くシール剥がし跡、上部少剥がれ 本体元パラ虫喰い穴 両見返し少時代シミ 索引ページ少開きグセ
目次:
第一章 渡辺温と潤一郎
第二章 浜尾四郎の足跡
第三章 「獵奇」について
第四章 海野十三誕生
第五章 甲賀・大下論争
第六章 雑誌「探偵小説」
第七章 「文学時代」と書下し全集
第八章 浜尾四郎の探偵小説論
第九章 「ぷろふいる」五年史
第十章 小栗虫太郎の出現
第十一章 「黒死館殺人事件」について
第十二章 木々高太郎誕生
第十三章 昭和十年前後の翻訳
第十四章 甲賀の探偵小説論
第十五章 甲賀・木々論争
第十六章 甲賀・木々論争その後
第十七章 「ドグラ・マグラ」について
第十八章 春秋社の書下し長篇
第十九章 「探偵文学」と「月刊探偵」
第二十章 「シュピオ」について
第二十一章 「探偵春秋」始末
第二十二章 乱歩の通俗長篇
第二十三章 渡辺・大阪・蒼井その他
第二十四章 橘外男の怪奇・冒険小説
第二十五章 久生十蘭の登場
第二十六章 乱歩の評論と研究
第二十七章 横溝正史の転身
第二十八章 昭和十年前後の伸張期
第二十九章 匿名批評家胡鉄梅
第三十章 戦争前夜の情勢
第三十一章 「新青年」三十年史
第三十二章 連作.合作探偵小説史
「ぷろふいる」所載作品総目録
索引