美神の館 ビアズレー 訳:澁澤龍彦 桃源社

昭和54年初版 A5判 P243+巻末図版P16 函僅スレ、僅汚れ 本体天・小口少汚れ

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幻想・綺想・怪奇・シュルレアリスム・前衛・・・国内幻想文学・芸術・評論澁澤龍彦

幻想・綺想・怪奇・シュルレアリスム・前衛・・・海外幻想文学・芸術・評論



昭和54年初版 A5判 P243+巻末図版P16 函僅スレ、僅汚れ 本体天・小口少汚れ

オスカー・ワイルド『サロメ』の挿絵などで知られる19世紀末イギリスのイラストレーター、オーブリー・ビアズリーが書いた未完の小説。
タンホイザー伝説から題材を借りて、頽廃的、耽美的あるいはポルノグラフィックな場景が展開する。
本来の題名から訳せば『丘の麓で』あるいは『ウェヌスとタンホイザー』とするところ、訳者である澁澤龍彦によって「美神の館」と題された。

巻末に「ビアズレー名作選」として、本作とは関わりなくイラストレーターとしての作品16点を収録。

“その特徴ある絵画作品を以て、世紀末ヨーロッパの芸術運動の渦中に飛び込み、一代の寵児として名声を謳われながらも、二十五歳という短い生涯を火花のように燃えつきさせた天才画家ビアズレーが、絵画世界を言語に置き換えて描いた奇作!!”(帯文)

“名高きヘルゼル山の麓に、女神にして娼婦たるウェヌスの奥方の治める国あれば、この国の風習を正しく報告し、併せて、この地におけるタンホイザーの情事やら悔恨やら、ロオマへの旅やら、はたまた愛の山への帰還やらを叙述す、これすなわちウェヌスとタンホイザーの物語なり。オーブリ・ビアズレー”(本書巻頭より)

目次:
献辞(オーブリ・ビアズレー)

美神の館(オーブリ・ビアズレー)

オーブリ・ビアズレーについて(アーサー・シモンズ
訳註
解題
付・ビアズレー名作選
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