2000年10版、1994年6版 文庫判 P371、384 上巻カバー僅汚れ
【上巻】
“英米の怪談を訳しては名匠とうたわれた平井呈一が、最も愛する作品のみを選り抜き、腕に縫りをかけて訳出した〈百物語〉の真打ち。
上巻には、レ・ファニュの「クロウル奥方の幽霊」をはじめ、A・E・コッパードの「消えちゃった」、H・R・ウエイクフィールドの「防人」、R・ミドルトンの「ブライトン街道で」など全十二編の傑作怪談を収録した。”(カバー裏紹介文)
目次:
ミセス・ヴィールの幽霊(ダニエル・デフォー)
消えちゃった(A・E・コッパード)
希望荘(メイ・シンクレア)
防人(H・R・ウェイクフィールド)
チャールズ・リンクワースの懺悔(E・F・ベンスン)
ブライトン街道で(リチャード・ミドルトン)
見えない眼(エルクマン=シャトリアン)
象牙の骨牌(A・M・バレイジ)
クロウル奥方の幽霊(レ・ファニュ)
ラント夫人(ヒュー・ウォルポール)
慎重な夫婦(ソープ・マックラスキー)
手招く美女(オリヴァー・オニオンズ)
【下巻】
“…下巻には、デ・ラ・メアの「失踪」をはじめ、W・W・ジェイコブズの「徴税所」、ロバート・H・ベンスンの「シャーロットの鏡」、ジョン・メトカーフの「二人提督」、シンシア・アスキスの「角店」など全十二編を収録。”(カバー裏紹介文)
目次:
失踪(ウォルター・デ・ラ・メア)
色絵の皿(マージョリ・ボーエン)
壁画のなかの顔(アーノルド・スミス)
一対の手 ―ある老嬢の怪談―(アーサー・キラ=クーチ)
徴税所(W・W・ジェイコブズ)
角店(シンシア・アスキス)
誰が呼んだ?(ジェイムズ・レイヴァー)
二人提督(ジョン・メトカーフ)
シャーロットの鏡(ロバート・H・ベンスン)
ジャーミン街奇課(A・J・アラン)
幽霊駅馬車(アメリア・B・エドワーズ)
南西の部屋(メアリ・E・ウイルキンズ=フリーマン)
ゴシックから近代ヘ ―イギリス短編怪奇小説の流れ(長谷川晋一)