ドイツ文學と東洋 上村清延 郁文堂出版

昭和26年 A5判 P729+索引ほかP28 函ヤケ、角少イタミ 本体小口および両見返し・巻頭数ページヤケ、時代シミ多

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海外文学評論・エッセイ



昭和26年 A5判 P729+索引ほかP28 函ヤケ、角少イタミ 本体小口および両見返し・巻頭数ページヤケ、時代シミ多

旧字旧かな遣い

目次:
緒言
序説 対象と方法
起原 中世ドイツ文学と東洋
 一 僧侶文学 {起原―僧侶文学―動物寓話―ノートカー}
 二 楽人文学 {「ローテル王」―「エルンスト候」―「アレクサンダーの歌」―動物説話「ラインハルト」
 三 騎士文学 {騎士文学と東洋―ルードルフ=フォン・エムスの叙事詩「バルラームとヨザファート」}
 四 市民文学 {市民文学と東洋―「七賢人」―「ゲスタ・ロマノールム」―「パンチャタントラの伝播}
 五 東亜の発見 {古代人の東亜知識―蒙古人の歐洲侵入―マルコ・ポロの東亜記行―「モンテヴィラ」―その他―アジアへの関心の喪失}

【第一部 近世初頭のドイツ文学と東亜】
第一章 近世初期(十六、十七世紀)
 第一節 文芸復興期の報道文学 {東亜の再発見―ヤソ會士の支那報道―典体論争と中国伝道の中絶}
 第二節 バロックの抒情詩 {オービッツ―ハールスデルフェル―フォン・シュペー}
 第三節 日本人を主人公とする殉教劇 {バロックの戯曲―「ツノカミンドノ」―「アネーゼ」}
 第四節 バロックの民衆小説 {「シンプリチ シムス」―ピントーの「東亜紀行」―「シェルムフスキー」}
 第五節 冒険的英雄小説 {「アジアのオノガンボー」―「アルミーニウスとトッスネルダ」―「アジアのバニーゼ」}

第二章 ロココ及び啓蒙主義(十八世紀前半)
 第一節 ロココ芸術と「支那趣味」 {ロココと中国芸術―中国芸術の本質について―中国芸術と所謂支那趣味}
 第二節 啓蒙主義と孔子教 {中国経典の翻訳―トマージウス―ライプニッツ―ウォルフ―仏国啓蒙主義―フリードリヒ大王と孔子教}
 第三節 ロココの支那劇 {一 メタスタジオの歌劇「支那 の英雄達」―二 フリードリヒスの悲劇 「支那人」}
 第四節 「支那趣味」の抒情詩 {一 教訓詩人ペッフェル―二、感傷詩人ウンツェル}
 第五節 ロココの中国小説 {一 アルブレヒト・フォン・ハラーの国家小説「ウーソン」―二 ウィーランドの帝王小説「金の鏡、一名シェシアンの王達」}

第三章 ドイツ古典主義(十八世紀後半)
 第一節 「疾風怒濤」から古典主義へ {疾風怒涛とロココ及び支那趣味―ハーマン―ヘルダー}
 第二節 若きゲーテ {青年ゲーテとロココ及び中国趣味―疾風怒濤者ゲーテ―「エルペノール」断片―古典主義への進展と中国研究}
 第三節 シラーと中国 {シラーと中国―「孔子の格言」二首―戯曲「テュランドット」―「謎」}
 第四節 老荘恩想の文学 {ティーフルト雑誌―ゼッケンドルフの荘子物語「運命の車」―マイエルンの「ディヤナ・ソーレ」}
 第五節 晚年のゲーテと中国 {ゲーテの東洋研究―ゲーテとペルシャ(「西東詩篇」)―中国研究の結実(一八二七年)―支那詩の翻訳―創作詩「支那―ドイツの四季と朝夕」―ドイツに於ける支那趣味の運命}

【第二部 十九世紀のドイツ文学とインド及び西亜】
第四章 浪曼主義(十九世紀初頭)
 序 浪曼主義の本質
 第一節 インド宝庫の開扉とドイツ古典主義 {近世初頭のインド知識―インド思想の伝播―デューペロン―英国学者のインド研究(ウィルキンス、ジョーンズ、コールブルック)―ドイツ古典主義とインド―へルダー―ゲーテ―「神と妓女」―「パリヤ」}
 第二節 浪漫主義とインド {浪漫主義とインド― 一、フリードリヒ・シュレーゲルの初期―ニ、ノワ゛ーリス―三、シュレーゲルのインド研究―雑誌「オイローパ」―「インド人の言語と叡智につきて」(一八〇八年)―四、ウィルヘルム・シュレーゲル―五、ドイツに於けるインド学の樹立}
 第三節 ショーペンハワーとインド哲学 {ショーペンハワーとインド哲学―意志と意志の否定―ショーペンハワーと仏教}
 第四節 「西東思潮」 {浪漫主義の進展―ペルシャ文学の影響― 一、西東詩の創始者ゲーテ―「西東詩篇」(一八一九年)― 二、西東詩の開拓者フリードリヒ・リュッケルト―「東洋の薔薇」―「ガゼーレン集」―「バラモンの叡智」―翻訳及び研究― 三、西東詩の完成者プラーテン―「ガゼーレン詩集」}
 第五説 浪漫主義の末路 {プラーテンの転向―「呪はれた食匙」―ハイネと東洋―ハイネの「浪漫派」―浪愛主義の崩壊}

第五章 写実主義(十九世紀中葉)
 序 写実主義の諸傾向
 第一節 写実主義とインド思想 {実証主義の時代―ショーペンハワー哲学の普及―仏教の流布(ビュルヌフ、ケッペン、マインレンダー)―エドゥアルド・ハルトマンの厭世哲学―写実主義の文学と仏教}
 第二節 リヒャルド・ワーグナーの解脱観 {ショーペンハワーとワーグナー―ワーグナーの世界観―三部曲「ニーベルンゲンの指輪」―悲劇「トリスタンとイソルデ」―仏陀劇「勝利者」の構案―円熟期の作品「パルシファル」―ワーグナーと仏教}
 第三節 ウィルヘルム・ラーベの悲劇的人生観 {ウィルヘルム・ラーベの作品―悲劇的三部長篇―「飢餓牧師」―「アブ・テルファン」―「屍体車」―円熟期の作品―ショーペンハワーの影響―ラーベとインド}
 第四節 西東思潮の遺響 {西東思潮の継承(シェーファー、ダウマー、ボーデンシュテット)―アードルフ・フリードリヒ・フォン・シャック―「東洋の夜」―「プレヤーデン」―翻訳及び研究}
 第五節 後期写実主義の厭世詩人 {後期写実主義と厭世観― 一、ヒエロニムス・ロルム― 二、ロベルト・ハーマーリング―「アハスヴェル」―三、ウイルヘルム・イェンゼン―四、エドゥアルド・グリーゼバッハ―「新タンホイザー」―五、ヴィクトル・ウィードマン―叙事詩「仏陀」―ウィードマンの進展}

【第三部 近代ドイツ文学と東洋】
第六章 印象主義(十九世紀末葉から二十世紀初頭まで)
 序 近代文学の推移
 第一節 近代文学と東亜 {日欧の交渉世紀後半に於ける日本美術の発見とその影響―印象主義と東亜文学―中国文学の影響―日本詩の伝播}
 第二節 自然主義から印象主義へ {一、アルノー・ホルツの詩集「ファンタースス」と中国詩人/ニ、リヒャルド・デーメルと李太白}
 第三節 印象主義と日本詩 {一、墺国印象派の詩人ペーター・アルテンベルグの日本愛―アルテンベルグと日本/二、印象詩人ダウテンダイ―「紫外線」―ダウテンダイと目本詩―「翼の生へた世界」―日本小説「琵琶湖八景」}
 第四節 象徴主義の二大詩人 {印象主義の二階段―感覚派と体験派―ディルタイの体験説―日本文学の本質/一、シュテファン・ゲオルゲ―芸術至上主義―アルガーバルと李太白―「魂の年」―ゲオルゲの進展/二、ライナー・マリヤ・リルケ―リルケの初期―求神者リルケ―事物詩―「新詩集」と芭蕉の入物説―リルケの日本詩「山」―晚年のリルケ}
 第五節 近代文学と仏教 {仏教解釈の変遷―南伝仏教―リス・デーヴィッド―へルマン・オルデンベルグの「佛陀」―根本仏教の確立― 一、ホルンシュタインの聖者劇「仏陀」―二、カール・ブライブトロイの仏教劇「カルマ」と「救世主」―三、フェーリックス・ホールレンダーの仏教小説「トーマス・トルックの道」}

第七章 表現主義(一九一〇年から一九二五年まで)
 序 表現主義と能勤主義
 第一節 表現主義と東洋 {一、インド学の発展とパウル・ドイセン―二、佛数の普及―三、老荘学の影響}
 第二節 表現主義の抒情詩人 {早期表現主義(ハイム、シュタードラー)― 一、孤独の詩人がゲオルグ・トラークル―二、同胞愛の詩人フランツ・ウェルフェル―「世界 の友」―「我らは生きてゐる」―「お互いに」―「審判の日」―疑惑と進展}
 第三節 表現主義のインド文学 {一、フランツ・ウェルフェルの解説劇「鏡人」―二、ヤーコプ・ワッサーマンの仏教小説「クリスティアン・ワーンシャッフェ」―「未知 の客人」}
 第四節 神智学の詩人モルゲンシュテルン {神智学―モルゲンシュテルンの初期に於ける印象詩―進展、神智学的求道詩人}
 第五節 老荘思想の小説 {表現主義と長篇小説―老荘思想の小説、アルフレッド・デーブリンの「ワンルンの三飛躍」―「ベルリン・アレクサンダー広場」}

第八章 現代文学(一九二五年以後)
 序
 新即物主義と日本芸術(建築術)
 第一節 現代文学の諸潮流 {新即物主義の三階段― 一、戰後文学―二、汎欧的平和論―三、ドイツ民族主義の文学}
 第二節 東西文化の融合 {チェンバレン―カイザーリング―バンウィッツ―ウォルリンガ―チーグラー}
 第三節 新即物主義の代表作家アルフレッド・デーブリン {アルフレッド・デーブリンの進展―未来小説「海山巨人」―デーブリンの世界観}
 第四節 西東詩人ヘルマン・ヘッセ {インド体験の詩人へルマン・ヘッセ―ヘッセの初期―インド小説「シッダールタ」―へルマン・ヘッセと東西思想}
 第五節 新神秘主義の詩人へルマン・シュテール {求神者へルマン・シュテール―シュテールの東洋研究―作品― 一、「神を埋める」―二、「三夜」―三、「聖者屋敷」―四、「ペーター・ブリンドアイゼナー」―五、「ナタナエル・メーヒラー」―東西融台の詩人へルマン・シュテール}

引用書及参考書
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