1990年　四六判　ソフトカバー　P216　帯少スレ、少イタミ　カバー僅ヤケ　小口少汚れ

“いま、ざっこがトレンディ
魚ひと筋半世紀
元・秋田県内水面水産指導所長が語る
おさかなあれこれ　雑魚大百科”（帯文）

魚の和名・方言や古伝、漁業や漁村にまつわる習俗ほか、著者が公務で秋田県に着任して以来30余年の間に土地の人から聞いたり、文献を渉猟したりして集めた知識を綴る。
新聞『秋田魁新報』に平成元年の1年間連載されたものを単行本化。

目次：
第一章 おさかながいっぱい
メダカの方言／キミヨ（カナガシラ）／セイゴ／ニシンとカズノコ／カバチェッポ／地震とナマズ／シラウオとシロウオ／アユの語源／シロメとアカメ／チカとワカサギとシシャモ／トテレン・パテレン／片目（メッコ）カジカ／ハタハタと日銘之碑／ハタハタの語源／ブリコ

第二章　海からの贈り物
　掛魚祭りとタラ漁／ケンペイ汁／牡螺（カキ）とＲ／ショッツル／イワシ祭りとカスベ祭り／熨斗とオバギ／フグの毒／アラマキとボタ／飯ずしの起源／ボツリヌス菌／かまとととあばずれ

第三章　われら水の子
　久六島の島名由来／初めての灯台／鯨学校／養鯉今昔／打瀬舟と八郎潟／ナメ流し／発破と川焼き／えぐり舟と丸木舟／ハタハタ供養／五十集と魚河岸／機船底びき網漁業／あご別れ

第四章　さかな今昔
　符牒と符号／五三八／ニシン場音頭／ヤン衆と九一／漁村版　伊呂波と回文／漁の花暦／「バッテラ」と「サバを読む」／土用の丑の日／土左衛門／タチッパとハバキヌギ／ヤマセとアイノカゼ／ヒカタとタバカゼ／山神奇談

あとがき
索引