1981年　四六判　P274　本体表紙少ヤケ、少汚れ　小口少時代シミ　P64、74、126上角折れ跡

評論や随想など、前衛短歌を牽引してきた歌人・岡井隆が雑誌や新聞に寄せた文章を集める。

目次：
Ｉ
孔雀島案内／火の間で／駅について／京都の記憶から　―前衛短歌再考／八人の歌人

II
無神論者のパンセ　―子規の随筆について／言葉について　（第一印象　略語とレッテル　病理と臨床　メモのこと　子規と漱石　日本語は乱れているか　夏犬の呼吸　のこされた時間）／病理解剖について　（現場の意見　剖検率について　悲観的な意見　補遺）／草を抜きながら／０の法則／神なき時代の人間の生きざま／探偵ポアロは好きじゃない／盗聴／暗喩としての装飾／大正という時代―日録抄／熊蝉の朝／星河安友子に／旧い文庫本をよみながら／今西久穂に／山埜井喜美枝に／現代の歌について／セガンチニの一枚の絵／詩と歌謡の間／宗教詩人としての斎藤茂吉／選ぶという行為について／選評十二箇月／辺見じゅんに／藤井マサミに／読者と患者の間／短歌の文体について／金井秋彦に／『芭蕉の恋句』をよむ／馬場あき子に／『梁塵秘抄』の牛の歌／谷川俊太郎の詩／『海のまほろば』（岡野弘彦歌集）抄／歌人日乗／紙つぶて二十五つぶ　（年賀状の返辞　ボランティア　私設ホーム　ドクターの弁　宣長生誕二百五十年　道草の達人　ネコが南瓜を食う日　樹木の叫び声　野崎先生を憶う　銀シャリ世代　梅に雪ふれば　恐怖の教訓　小樽にて　サムホワット　医者の未来　ナノハナ考　個人教
授　曲がり角の動物園　父母の声　選ぶということ　遺稿について　代役　一対多数　処女作について　ほととぎす　終わりが始め

あとがき
掲載誌一覧