2000年3刷 A5判 P316 帯少濡れシミ カバーヤケ、端少イタミ ページ各所に鉛筆引線消し跡
“伝統的な修行を積んできた気鋭のチベット人ラマが、直接日本人のために書き下ろした本邦初の本格的入門書。
基本的な教えからお経の読み方、瞑想のやり方まで、初心者でも一人で修行が始められるように工夫。”(帯文)
目次:
「ガンデン・ラギャマ」と「ユンテン・シルキュルマ」について……キャプジェ・デンマ・ロチュー・リンポチェ師による序文
六加行法、そして観自在菩薩とターラ菩薩について……ゲシェー・ロサン・ギャツォ学長による序文
はしがき
本書の構成について
チベット語の片仮名表記法について
第1章 チベット仏教の教え
1 帰敬
2 道次第の特長と聴聞の心構え
3 師事作法
4 有暇具足と無常
5 輪廻転生と業の因果応報
6 空性と縁起
7 三士の修行……下士と中士/8 上士の菩薩行……止行と観行}
第2章 六加行法
1 道場の浄化と尊像の安置
2 清浄なる供養
3 正しい座法と帰依・発心
4 聖衆の世界の観想
5 「七支分」と曼茶羅供養
{(1)礼拝 (2)供養 (3)懺悔 (4)随喜 (5)勧請 (6)祈願 (7)廻向 }
6 至心な祈願
第3章 勤行次第
1 観自在菩薩成就法
{(1)礼拝行と帰依 (2)三帰と発心 (3)本尊の生起 (4)本尊への祈願 (5)七支分 (6)六道衆生済度の祈禱 (7)六字真言の修習 (8)普迴向}
2 二十一尊ターラ礼賛経
{(1)礼拝と帰依 (2)三帰と発心 (3)上師への帰依 (4)菩薩行の誓い (5)四無量心 (6)七支分 (7)曼茶羅供養 (8)ターラ菩薩の礼賛と七支供養 (9)二十一尊ターラ礼賛経 (10)普迴向}
3 観自在菩薩真言念誦略次第
{(1)帰依と発心 (2)四無量心 (3)観自在菩薩の礼賛と六字真言念誦 (4)普廻向}
4 ターラ菩薩真言念誦略次第
{(1)帰依と発心 (2)四無量心 (3)ターラ菩薩の礼賛と十字真言念誦 (4) 普廻向}
第4章 瞑想実修
1 瞑想の基礎知識
2 出離と発菩提心
3 発菩提心の観想
{(1)因果の七秘訣 (2)自他の平等と置き換え}
4 上師瑜伽(グルヨーガ)
{(1)礼拝行と帰依 (2)帰依と発心 (3)四無量心 (4)ガンデン・ラギャマ (5)ミクツェマと三菩薩の真言 (6)金剛薩埵の百字真言 (7)曼茶羅供養 (8)上師瑜伽の瞑想 (9)ユンテン・シルキュルマ (10)普迴向}
第5章 チベット密教概観
1顕教と密教
2 密教の経典
3 チベット密教の本尊
4 密教の特色
5 密教の修行
註
参考図書紹介
あとがき
索引