
昭和43年 A5判 P176 全体的に経年によるヤケ大、汚れ、少イタミ 小口シミ多
装幀:池田龍雄
挿絵:沢田弘
マレイ・ラインスターの小説『The Wailing Asteroid』を児童向けに翻訳。
“みなさんは、アメリカのグリーンバンク電波天文台が、宇宙からのよび声をきこうと、実験をしている話をきいたことがおありでしょう。
〈略〉
でも、水星から冥王星までをしたがえた、わたしたちの太陽系のなかには、まず、あいてはいないということになっています。
ところがある日、地球は、ふしぎな信号をキャッチしました。たすけをもとめているような、ひめいににた音でした。発信場所をしらべると、なんと! ぼくたちの太陽系のなかの、星のかけら―島のような小惑星のM-387ではありませんか。
そこから、この物語ははじまります。と、ともに、バークたち五人の冒険もはじまり、なぞはなぞをうんでいきます。さあ、いっしょに、ふしぎな世界を探検してください。”(本書巻頭「読者のみなさんへ」より)
目次:
宇宙 からの信号/バークのゆめ/ヨーロッパのおみやげ/新型ピストルのなぞ/地球からのよびかけ/ヨット屋ホームズ/むっつりケラー/ばけクジラの正体/上昇!そして追せき/M-387へ/暗号のとりきめ/あやうく衝突/宇宙島のほら穴/ろうかを探検する/無人の大要塞/もどらぬ守備隊/なぞの黒い立方体/知識のかたまり/知恵者ぞろい/超人口重力船/おばけ鳥あらわる/地球のあせり/新しい宇宙航行法/ゆめの世界へ/敵をやっつける方法/スクリーンの赤い星/地球はすくわれた!
「宇宙からのSOS」について(解説)