昭和63年　四六判　P168　カバー背ヤケ、端少イタミ　天時代シミ　扉シミ汚れ

“ノルマンディー公ウィリアムの時代から現代にいたるまで、常に白系イギリス人の陰の存在であった、イギリス国内への移民たち。その彼らに、本書ほど温かな光りを当てた移民通史をほかに知らない。
　シェイクスピアが、ディケンズが、『共産党宣言』のエンゲルスが、 故意に看過した移民たちの実像がここにある。本書に記録された事実を知らずしてイギリスの国を、民を、文学を語ることは、さながら、入魂なき仏像を刻むようなものである・・・”（カバー裏紹介文より）

目次：
日本の読者の皆様へ
原著者まえがき

1　さまよえるユダヤ人
2　職人と廷臣
3　プロテスタント亡命者、1500-1700
4　18世紀
5　「人類の聖なる避難所」
6　ヴィクトリア朝における移民問題
7　規制強化
8　第二次世界大戦とその直後
9　英連邦系移民
10　今日のイギリス移民

イギリスにおける移民について更に知りたい方へ
訳者あとがき
索引