1991年　20.3×13.3　ソフトカバー　P359　小口からページ端にかけてヤケ　別紙「編集ノート」付

ピンチョンやバースらの精神を受け継ぎつつ、独自の世界を構築する80〜90年代作家たちの作品12篇を翻訳するほか、インタヴュー、論考、特別寄稿などを収録。

目次：
【作品】
前より薄くなったペンキを吸ったあとに物した文章（マーク・レイナー　訳：越川芳明）
シアサッカーのスーツ（マリアンヌ・ハウザー　訳：安野玲）
失われた物語たちの墓（ウィリアム・T・ヴォルマン　訳：柴田元幸）
キアロスクーロ　明暗法（ユーシュル・モリナーロ　訳：村松潔）
不思議な髪の少女（デイヴィッド・フォスター・ウォーレス　訳：諸岡敏行）
ニューヨーク・タクシー恋物語（マーク・チアバッタリ　訳：北野麻緒）
フランケンシュタインの花嫁（ジェイムス・ボイラン　訳：矢野浩三郎）
ワイルド・アメリカ（ジェイン・ローダー　訳：越川芳明）
マドンナ（ハロルド・ジェフィ　訳：佐藤良明）
デブ連歴史に登場（ピーター・ケアリー　訳：大熊栄）
アクスルトリー終焉（アラステア・グレイ　訳：大澤正佳）

【作家インタヴュー（インタヴュアー：ラリイ・マキャフリイ　訳：白井氏朗】
マーク・トレナー　“アヴァン・ポップ”なトラブル・メーカー
ウィリアム・ヴォルマン　ピンチョン直系、極北の野心家

【特別寄稿】
ピンチョン以後のポストモダン（ラリイ・マキャフリイ　訳：巽孝之）

【論考】
過剰・マスタリー・システムズ（トムルクレア　訳：志村正雄）
ヒストリオグラフィック・メタフィクション（リンダ・ハッチョン　訳：出淵博）