1973年 A5判 P309+索引P12 全体にヤケ、汚れ 本体表紙および小口時代シミ多 数ページに端時代シミ
冒頭「緒言」部でキュビスムの歴史および様式の変遷を俯瞰し、事実上の本篇にあたる「原典」部ではさまざまな文学者、批評家、芸術家がキュビスムとその周辺を論じた文章、発言を年代順に集める。
目次:
はしがき
【緒言】
キュビスムの歴史
様式的及び歴史的現象としてのキュビスム
【原典】
1 「線の道徳哲学」一九〇五年ごろ(メシスラス・ゴルベール)
2 「マティス」一九〇七年(ギヨーム・アポリネール)
3 「ジョルジュ・ブラック」一九〇八年(ギヨーム・アポリネール)
4 「ギャルリー・カーンウェイレルにおけるブラック」一九〇八年(ルイ・ヴォークセル)
5 「ブラック」一九〇八年(シャルル・モリス)
6 「画家の言葉」一九〇八―九年(ジョルジュ・ブラック)
7 「ピカソ」一九〇九年(ガートルード・スタイン)
8 「ピカソ」一九一〇年(レオン・ウェール)
9 「絵画についての覚書」一九一〇年(ジャン・メッツァンジェ)
10 「パリのサロン・ドートンヌ」(ロジェ・アラール)
11 「ある画家たちについて」一九一一年(ロジェ・アラール)
12 「サロン・デ・ザンデパンダン」一九一一年(ミシェル・ピュイ)
13 「キュビスムと伝統」一九一一年(ジャン・メッツァンジェ)
14 「パブロ・ピカソ」一九一一年(アンドレ・サルモン)
15 「絵画刷新の徴候」一九一二年(ロジェ・アラール)
16 「現代絵画の傾向」一九一二年(オリヴィエ=ウルカド)
17 「絵画における最近の傾向」一九一二年(ジャック・リヴィエール)
18 「キュビスム逸史」一九一二年(アンドレ・サルモン)
19 「カタログ序文」一九一二年(モーリス・レイナル)
20 「概念とヴィジョン」一九一二年(モーリス・レイナル)
21 「セクション・ドール展」一九三年(モーリス・レイナル)
22 「キュビスム事始め」一九一二年(ギヨーム・アポリネール)
23 「キュビスム」一九一二年(アルベール・グレース、ジャン・メッツァンジェ)
24 「近代絵画」一九一三年(ギョーム・アポリネール)
25 「キュビスムの画家たち」一九一三年(ギョーム・アポリネール)
26 「キュビスムと絵画について」一九一三年(シャルル・ラコスト)
27 「絵画の起源とその再現的価値」一九一三年(フェルナン・レジェ)
28 「意見」一九一三年(アルベール・グレーズ)
29 「キュビスムとはなにか」一九一三年(モーリス・レイナル)
30 「絵画の同時的表現についてのいくつかの覚書」一九一四年(フェリクス・マクドルマルル)
31 「プラーハでの一展覧会への序文」一九一四年(アレクサンドル・メルスロー)
32 「絵画における最近の成果」一九一四年(フェルナン・レジェ)
33 「逸話」一九一四年(アンドレ・サルモン)
34 「ニグロ彫刻」一九一五年(カール・アインシュタイン)
35 「キュビスムについて」一九一七年(ピエール・ルヴェルディ)
36 「絵画の思想」一九一七年(ジョルジュ・ブラック)
37 「孤独であることの利点」一九一八年(ピエール・ルヴェルディ)
38 「伝統とキュビスム」一九一九年(レオンス・ローザンベール)
39 「キュビスムのいくつかの意向」一九一九年(モーリス・レイナル)
40 「なぜ〈キューブ〉は崩壊しつつあるか」一九一九年(ブレーズ・サンドラール)
41 「キュビスムへの道」一九二〇年(ダニエル=アンリ・カーンウェイレル)
42 「ベルリンの『デル・シュトゥルム』展への緒言」一九二一年(ヴァルデマール・ゲオルゲ)
43 「個人的所説」一九二一年(ファン・グリス)
44 「ピカソ」一九二三年(ジャン・コクトー)
45 「マリウス・デ・サヤスへの述懐」一九二三年(パブロ・ピカソ)
46 「質問書への回答」一九二五年(ファン・グリス)
47 「結晶に向かって」一九二五年(アメデ・オザンファン、シャルル=エドゥアール・ジャヌレ)
48 「一九一一年の二つのサロン」一九四四年ごろ(アルベール・グレース)
参考文献―総覧、文献抄、キュビスム関係展覧会
図版目録