1986年初版　ページ部分12.8×21.7　ソフトカバー　P283　帯付　カバー端少ヤケ、薄く折れ跡　小口僅汚れ　巻頭口絵ページ裏側に某研究者宛て訳者献呈署名

ダダイズムの創始者・トリスタン・ツァラの長篇詩

“人間とは？何物なのか？その近似的形姿…”（帯背文）

“永遠と無限の中でいわれなく迷う近似的人間の追跡
……わたしたち人間はなぜ、どこから、どこをどのように通ってこの世界にやって来たのか？わたしたちはなぜ今ここに、この自分として存在するのか？そしてやがてある日ある時どこへ去るのか？あるいは永遠にさまようのか？　この世界の命の日々さえすでにわたしたちが知らぬまに始まり、そしてその行方を知るよしもない彷徨と転落の一過程にすぎないのではないか？この世界、この永遠と無限にとって、わたしたちは何物なのか、何者なのか？そして、このわたし、それはたれなのか？あらまし人間らしきもの、このわたし、そして読者よ…”（帯文）