1978年　四六判　P229＋索引P4　帯およびカバースレ、ヤケ　本体小口からページ端にかけてヤケ

“トマス・モアの多彩な足跡を辿り、『ユートピア』成立の背景を豊富な写真と達意の文で描き、現代に生きるモア像を浮彫りにしたユニークな歴史紀行”（帯文）

目次：
はしがき

Ｉ　トマス・モアの時代　―新しいものと古いものと―
　新世界の発見と『ユートピア』／ルネサンスの都へ／ヒュトロダエウスの故郷／イギリス封建社会の危機／リチャード三世の死

ＩＩ　ロンドン市民卜マス・モア　―クリスチャン・ヒューマニストの法律家―
　トマス・モアのロンドン／ヒューマニスト·モアの誕生／法律家への道／バックラーズベリの家／ロンドン市政への参加

ＩＩＩ　『ユートピア』への旅　―文人外交官とロンドン商人―
　モアとロンドン商人／ブリュージュ への使節として／ヒューマニストとの交流／アントヴェルペンの大聖堂／「ユートピア』の成立

ＩＶ　ロンドン塔の悲劇　―「……だがまず神のよきしもベとして」―
　「……王のよきしもベとして」／ふたたび大陸へ／異端との闘い／ヘンリ八世とアン・ブリン／「国王至上法」に抗して

エピローグ　―モアと『ユートピア』像の変遷―

地名索引
地図
モア関係全図／モアのロンドン