1995年　四六判　ソフトカバー　P158　ビニールカバーイタミ、端破れ　表紙およびページ端少イタミ

解説：相澤史郎、佐川亜紀
監修：小海永二

目次：
【詩集『霧と少年』より】
鳥／霧と少年／盃　―沖縄―／港　―横須賀1985―／蛇／流れ／レフト・ローンサム　ブルース／器と鋏／キーロフ橋にて／その意味がよくわかる／芝草は燃える／旅の夏　―モスクワにて―

【詩集『北への曳航』より】
異母の人差指／途上／某村無人／淋しい祭り／海鳴り／行商／足／入浴／怪奇人形芝居／朔風／追分／帰宅

【詩集『神威岬』より】
遠い神居／神威岬〈越える〉／神威岬〈海を抱くかまきり〉／神威岬〈眠る〉／船競走／海を嚙む　―仁木村の記録―／稲穂岬　―予期せぬ出来事―／海辺の光景／べ・ウタギの日録／耳塚／鬼をあざむく／父の町／湖を見に行く約束だった

【詩集『ペデストリアン·デッキの朝』より】
夜の船／少女ナナ／飛べないマント／たらーり　たらーり／防人の帰島／トンネル／血止め草／雪の魚／根室の霧／江差にて／台風／造成地殺人事件／陰気な乗りもの／ペデストリアン・デッキの朝／ヒ・ニスワ・ビタニキ／アカーキ・アカーキピッチ・パシマチキンの節約／越境者たち／マジシ·クネーネの風

【拾遺詩篇】
妖怪篇〈第十話　川赤子〉／岬越え／ミョンドンから　―一九九○年夏―／野の傷・追分　―韓国三十八度線近くにて／カール・ルイスの疾走／夢の笛　―三浦綾子夫妻に―／虹の木／一本の草・一本の樹／カムイの森深く／冬の爪／ひつじが丘にて／夏の栞　―奥尻島一九九三年―／憶えていてください／ブーニンのピアノ

【エッセイ】
はじまりのはじまり／身体性への把握　―「手」の行為について―／「地下水道」の憧憬／奥尻島断章

【解説】
島・哀しい詩の王国（相澤史郎）
島の身体と物語（佐川亜紀）

年譜