平成20年　四六判　ソフトカバー　P238　帯付　カバー僅汚れ

“土地の記憶を一番きちんと伝えていけるのは、怪異譚だろうと思うんですよ。〈宮部みゆき〉”（帯文）

“江戸、東京には、怪談や怪奇小説の舞台となった場所が、両国、深川、新宿など、随所にある―。怪談研究のエキスパート東雅夫が、東京の街を徘徊探訪し、芥川龍之介、永井荷風、岡本綺堂、三遊亭円朝から、宮部みゆきまで、古今の名作怪談にゆかりのスポットと不思議な伝承を案内する……怖ろしくも興趣尽きない江戸東京案内。”（カバー裏紹介文）

目次：
第一章　芥川龍之介『妖婆』と両国一つ目界隈（墨田区）
第二章　森鴎外『百物語』と向島百花園（墨田区）
第三章　泉鏡花ほか『怪談会』と向島有馬温泉（墨田区）
第四章　宮部みゆき『あかんべえ』と深川高橋界隈（江東区）
第五章　永井荷風「来訪者』と深川四谷怪談めぐり（江東区〜中央区）
第六章　岡本綺堂『青蛙堂鬼談』と妖しい坂めぐり（文京区〜港区）
第七章　三遊亭円朝『怪談乳房榎』と怪しい橋めぐり（新宿区〜板橋区）
第八章　泉鏡花『恋女房』と幻の池めぐり（台東区）

対談　深川あやし談義（宮部みゆき、東雅夫）