1999年2刷　Ａ５判　P239　帯背少ヤケ　カバー上端僅イタミ　天時代シミ　ページ全体にゆるく波打ち、端ヤケ

化物・妖怪が登場する江戸時代の草双紙５篇の挿絵、原文（適宜仮名遣いを改めたもの）を説明文とともに収録するほか、識者・研究者らが論考やエッセイを寄せる。

目次：
江戸化物草紙の妖怪画（京極夏彦）
化物草双紙の世界（アダム・カバット）

夭怪着到牒《ばけものちゃくとうちょう》　（画：北尾政美）
〔江戸化物の記号学（山口昌男）〕
妖怪一年草《ばけものひととせぐさ》（作：十返舎一九　画：勝川春英）
〔十返舎一九と化物絵本（辻惟雄）〕
化物の娵入（作：十返舎一九　画：勝川春英）
〔化物嫁入のフォークロア（宮田登）〕
信有奇怪会《たのみありばけもののまじわり》（作画：十返舎一九）
〔野暮と化物は箱根の先（棚橋正博）〕
化皮太皷伝《ばけのかわたいこでん》（作：十返舎一九　画：歌川国芳）
〔十返舎一九の多面性（延広真治）

化物たちの来し方行く末（安村敏信）
化物嫁入絵の不思議（湯本豪一）
よみがえる草双紙の化物たち（小松和彦）

あとがき（アダム・カバット）