1984年　四六判　ソフトカバー　P289＋18　カバー背および小口僅ヤケ　カバー上端僅イタミ

“古代エジプトの風土に培われた永遠・永世の観念とミイラの誕生を語り、それに伴う埋葬所と埋葬品の充実の経緯、柩と棺の構造と進歩、神聖動物のミイラと墓の話、葬祭建築の推移と全容、さらには墓の安全性と盗掘にまつわる興味つきない物語のかずかずを、最新のデータと豊富な写真・図版を駆使して総合的に描きつくす。謎に包まれた埋葬の実際状況を入念に考察した本書は、永遠を求めてたゆまぬ歩みを続けた「神殿と墓の文明」の偉大な個性を浮彫にする。”（カバー裏紹介文）

目次：
口絵
序
エジプトとヌビアの地図

第一章　古代エジプトの特徴
第二章　ミイラ製作の初期
第三章　死者のための用意
第四章　墓の安全性
第五章　永遠のための保存
第六章　エジプト人のあの世
第七章　柩と石棺
第八章　神聖動物の墓地
第九章　葬祭建築

訳者あとがき
註
参考文献
索引