認知意味論の展開 語源学から語用論まで 研究者出版

2000年 A5判 ソフトカバー P240 カバー裏上部ヤケ、上角少破れ 

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人文・社会科学言語学・記号学・メディア論



2000年 A5判 ソフトカバー P240 カバー裏上部ヤケ、上角少破れ

Eve E. Sweeter著 澤田治美訳

1984年にカリフォルニア大学バークレイ校に提出された博士論文に加筆・修正を加え出版されたものを翻訳。

“本書で提起されているのは、なぜ、どのようにして、ことばは複数の意味を持つようになるのか、という疑問である。すなわち、「意味はどのように変化するのか」(=意味変化)、「なぜ語には複数の意味があるのか」(=多様性)、そして、「なぜ(会話場面で)意味は曖昧な解釈を受けるのか」(=語用論的曖昧性)といった問題である。
〈略〉
本書のライトモチーフとなっているのが、発語とは、内容、認識、言語行為の三位一体であるという考え方である。……”(本書「訳者まえがき」より)

目次:
訳者まえがき
まえがき
日本語版への序文

1 序論
 1.1 従来のアプローチとその問題点
 1.2 意味論における最近の認知指向的な研究
 1.3 意味変化と多義性のパタン―意味の場と意味の場のメタファー的つながり

2 意味構造と意味変化―印欧諸語のコンテクストにおける英語の知覚動詞
 2.1 はじめに
 2.2 「身体としての精神」メタファー
 2.3 英語と印欧諸語における感覚・知覚動詞
 2.4 知覚を表す私たちのメタファーの構造
 2.5 終わりに

3 モダリティ
 3.1 はじめに
 3.2 英語に於ける根源的法助動詞
 3.3 根源的モダリティの拡張としての認識的モダリティ
 3.4 言語行為動詞と言語行為的モダリティ
 3.5 終わりに

4 接続―等位接続と従位接続
 4.1 順接の接続詞と逆接の接続詞
 4.2 And, or, but
 4.3 終わりに

5 条件文
 5.1 3領域における条件文
 5.2 種々の条件文における本当の曖昧性と見かけの曖昧性
 5.3 話題標識としてのif
 5.4 条件文における eve-if の読み
 5.5 終わりに

6 回顧と展望


参考文献
索引
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