南方熊楠全集 第5巻 雑誌論考III 平凡社

昭和47年 A5判 P638 函僅時代シミ 本体セロハンカバー付 表紙シミ汚れ P301少下角折れ跡 月報付

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人文・社会科学民俗学・文化人類学・考古学南方熊楠





昭和47年 A5判 P638 函僅時代シミ 本体セロハンカバー付 表紙シミ汚れ P301少下角折れ跡 月報付

監修:岩村忍、入矢義高、岡本清三
校訂:飯倉照平
装幀:原弘

目次:
凡例

【ドルメン】
 地突き唄の文句/長崎の鯖腐り石/「摩羅考」について/蓮の花開く音を聴くこと/「西濃のヤマノコ」について/女と畜生を入れ換えた話

【昔話研究】
 「藁と石炭と隠元豆」について

【動物文学】
 タクラタという異獣

【日本及日本人】
 読「東海道中膝栗毛輪講」 {弥次郎兵衛/夜啼松/巫に関することども/口寄せ巫女の数珠/巫女と鼓  右から左/尻喰らい観音/眉唾について/まめ/夜這/虎の字を書いて吠え犬を却く/御師/ぞめき/まわし/傘をさして飛ぶこと/京都青楼の蝋燭代/付「かいな」/才六贅六/白粉の釜元/扇をお裏という/宮川町の野郎/水から―宇治山/水から/盲碌頭巾/二八十六で文付けられて/チョコいうて}
 読「日本永代蔵輪講」 {水間寺観音の金を借ること/銭掛松/茶の十徳/茶殻を染料とす/後家倒し/亭主の心待ち宜しからずして、安居の頭の行事敗れたこと}
 読「西鶴織留輪講」 {犬蓼の灰/大名の前で宝引き/ふり杓子/ありきょうがり/しゃくし果報/「手またく」という言葉}
 大饅頭と花蟹/弁財天と鯰/料理を推測した話/『武家義理物語』私註/『犬枕』およびその著者/『水滸伝』について
 小篇 {虚月爺二郎/長命丸を呑む/三絃の継竿/邯鄲師/二便観/立小便と蹲踞小便/尼が紅/転矢気/米沢彦八/えたと乞食の喧嘩/ちょんきなちょんきな/対食/よたんぼう/念者/熊野の神詠/男の差し櫛/十河額/商家の息子の角力好き/鰻/桜餅/おででこでん/酒迎/さんずい/千三/杓子で客を招く/忘れねばこそ思い出さず候/内鼠/一物/ふんばり女/山陽の衒気/曽呂利の狂歌/かしわ餅/米饅頭のヨネ/山を張る/女の腹切り/妻子を《木+丑》械と想うこと/女を食うという言葉/地獄と呼ぶ売淫/有り姿/遠目鏡/「昆布道成寺」の作者/高尾の幽霊/目明きは不自由/助兵衛/鐘懸け松/韻を踏んだ歌/頭韻を踏んだ歌謡/ぼっとりもの/遊女の詠歌/お半長右衛門/似せ涙/物知りの太夫/孕み女の句/落語の佃祭/無形の幽霊/幸若という名/福地幸庵の奇想/俗語の誤伝/河合継之助の都々逸/四十歳を初老ということ/鉄の棒/金打/外国語を模造した邦語/八段目の呪文/少年/傷の灸治/其角の筆蹟/いいきび/風呂吹き/目あかし/花見小袖/ヘキという名詞の出処/大風桶屋}
 日月中の想像動物/石蒜の話/《虫+隹》という動物の話/人を水にする草/何首鳥について/狆について
 小篇 {葵の紋ある天産物/狸の金玉/耶蘇の亡霊/本邦へ駝鳥の初渡り/むかし日本から台湾へ移植した果物/樣《永の部分は次》について/狼顧の相/雪牡丹/大魚を島と誤認した話/蟹と蛇/動物同士の賃借債促/梶原の馬が食うた篠/『源平盛衰記』の怪鳥モウシュウについて/蟹の死に挟み/蛙と車前/天竺牡丹/楷の木/桃について/ランチュウ/セッテキ/繩を張って鳶を防ぐ/瓢箪亀/大虫/蔵六}
 「倭寇と武士道」について/敵討の元祖/薄田兼相について/本邦における米国船員の逃亡/潜水艇/東洋で死刑に弓矢を用いしこと/英雄美人叢談/伊賀越仇討/綱吉将軍の生母の母/家光将軍とその夫人について/水牢の責/御蔭参り/昔の装甲戦車
 小篇 {本邦詠梅詩人の嚆矢/八咫烏のことについて/船名に丸字を加うること/船舶に命名せる/最古の物/鮓荅なる語の出処/『山海経』の読み損い/天一坊/日章旗/永原氏の「夷人物茂卿」/儒者の外国征伐策/人体解剖/扇風機/死骸のアルコール漬/ふだらく走り/モルガナチク婚/石田三成の名の訓み様/朝廷を禁中と称うること/弓矢をもって魔を却くること/人間五百八十年して果てるということ/万歳/老朽に恥じて栄禄を受けなんだ武士/秀吉全く西大陸を聞知しなんだか/富士の人穴入り/廻り香炉と扇風機/石川五右衛門/牽機という毒薬/大谷吉隆/織田信高/役の行者/山口宗永の父/豊太閤と鷹/桐野利秋の見た幽霊/兼備の才/山中幸盛が母/金ほり/支那書に見えた日本刀/松王健児/舞い舞いの節義/虐殺/武藤駿河守の残虐性/災変を予知する観脈法/額に烙印/松浦肥前守と猿/呉服尺/武田信玄の歌/堀部弥兵衛、安兵衛を養子としたこと/阿弥陀河/梁川春三}
 虎に関する俚伝と迷信/禅僧問答の笑話/酒泉等の話/東西小説の暗合/後家が懸けた謎/貉/水難美談
 小篇 {塔の傾斜を直す話/御糸脈/人名に楠字を用いること/三眼人二眼人一眼人/支那の裁判譚/赤沼の鴛鴦/童話桃太郎/善光寺如来/頼朝公十四歳の髑髏/雪を豊年の徴とすること/「男女毛髪の奇現象」を読む/髪を切って夫を資けた妻/光秀の大黒割り/海を游いで通うた女/百二十年の寿命/厳となりて苔の蒸すまで/小便で私刑/避火図/嘘八百/七十二弟子/陰陽相崇拝像/屋根に針を植えること/狂言「引括」/罪深い者が渡り得ぬ橋/美僧の飲み余しの茶を飲んで孕んだ話/疵付けられ料を疵付けられた者に課す国法/女の童身か否を照らし見せる鏡/兄と夫といずれか勝れる/淮陽節婦の話/入れ目/米を含んで頬を破られた人/方術をもって身を橋下に隠した話/人の皮で張った太鼓/車長持のこと/死に際までも物を盗む人/白米/猴に似た人の話/猫や鼠と男女の関係/西郷隆盛薩海を呑み尽すと賭した話/雷に撃たれずという伝説/古い記憶と新しい記憶/猫の糞という菓子/紙衾/地諱/銭を兄という/寝れば身大きくなる人/紀文が火事で儲けた話/当人みずから在らずという話/禅}
 自殺につき/古書保存と和歌山城の破壊/博士輩の出放題
 小篇 {青柳君の説につき/英国婦人の前垂れ/千代加代/ストライキ/華族女の駆落/露国女主、支那人を寵せしこと/日本入るべからず/大本という神号/絶食同盟/女を突いてあるく男/『日窟瑣談」を読む/南方熊楠氏より/南方熊楠翁より/南方翁より第二信/『大菩薩峠』の歌/信仰―株式心理学}

【大日】
 中古支那の共産主義/水牢の責/多乳房と多胎産
 小篇 {伽藍を焼く猛火で自滅した人/本邦同盟罷業の始め/歳暮録二則/南帝の御末/リョウ鯉―ソバカス/浄瑠璃作者の義憤/出征兵士へ女人厚情の慰問品/家光将軍について/臍くらべ/夏は炭の目重くなるという説/伊勢講の初見/近藤勇/故沼田頼輔博士/仮名という漢字}

【本草】
 今井君の「大和本草の菌類」に注記す/物産学、本草会、江戸と『本草綱目』および本草学/桃花魚

【植物学雑記】
 蝙蝠および鳥類の花粉媒介につきて/本邦産粘菌目録/訂正本邦産粘菌目録/本邦産粘菌諸属標本献上表啓/現今本邦に産すと知れた粘菌種の目録

南方翁と江戸文学(森銑三)

月報:
 変な連想(飯沢匡)/南方熊楠先生追想記(三)(雑賀貞次郎)/資料10 南方先生訪問記(上)(酒井潔)
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