
1990年初版 P226 カバー少スレ、背ヤケ
“……人がこの世に生きてくるには、たえず自然と対決し、その脅威にさらされてきた。そのなかで、人知を超えた働きを感じ、怪異なるものを認めてきたのであった。
こうしてかたちづくられてきた妖怪の姿を各地の伝承にたずねて、これらの性格を明らかにし、現代における意義を探る。”(カバー裏紹介文より)
目次:
I 暮しの中の妖怪たち
鬼/天狗/河童/河媼/シバテン/山姥・山爺/一つ目小僧・一本ダタラ/魃・赤舌/覚/ダイダラボウ/ヒダルガミ・ダル/舟幽霊/海難法師/亡者舟/海坊主・海座頭・海女房・磯女・濡れ女/浪小僧/共潜/牛鬼/産女・雨女/雪女・雨女/雪童子/つらら女/ジャンジャン火/ミノ火/油坊・油赤子・油返し/火消し婆・野鉄砲/ノビアガリ・ノリコシ/袖引き小僧/釣瓶下し・ヤカンヅル/塗り壁・ノブスマ/タテクリカエシ/夜行さん・首無し馬/轆轤首/踊り首/ずんべら(のっぺら)ぼう・お歯黒べったり/銭神・金霊/一反木綿/バタバタ・ベトベトさん/小豆とぎ・小豆はかり・粉挽き爺/算盤坊主/ザシキワラシ/枕返し/天井なめ・垢なめ/小袖の手/チイチイ小袴/笈の化け物/片輪車・輪入道・朧車/面癘鬼/人面樹・樹木子/恙虫・吉六虫・お菊虫・常元虫/鵺/鎌鼬/赤エイ《魚+覃》/土蜘蛛(大蜘蛛)/蟇の化け物/すっぽんの化け物/鼠/化け猫/狐/狸/幽霊
II 妖怪―その聖と俗
妖怪の性格/妖怪の出現空間/妖怪の正体/妖怪出現の時/妖怪と現代
おもな妖怪に関する本
文庫版あとがき