1985年 B5変型判(18.2×22.5) P69 表紙少スレ、角折れ跡、一ヶ所ボールペン数字書入れ消し跡、背から端にかけてヤケ
“天と頭の間に介在するかぶりものによって、すでに組みこまれた身体感覚と宇宙の秩序の中に、もうひとつの異次元を構成する。こもることにより魂を封じこめる。
かぶることにより現実を覆い隠す。かついだりかぶいたりすることにより現実を誇張する。
美しい花で飾りあげた風流の花笠は、ハレの劇場に向けて超現実の世界を演じるために準備された装置となっている。”(表紙紹介文)
目次:
鼎談 かつぐ・かぶる・こもる(郡司正勝、山口昌男、杉浦康平)
壺装束をめぐって(高橋睦郎)
演劇空間の被りもの(鈴木忠志)
「かぶる」ことの言語文化史(前田富祺)
異界創出装置としての「かぶりもの」(小松和彦)
日本中世のかぶりもの(小田雄三)
花と龍を被る(堂本正樹)
ハレ[民俗芸能]のかぶりもの(山路興造)
烏帽子と他界(橘弘文)
獅子舞と被るパフォーマンス(神田より子)
連載[東京物語]最終回 モボ・コール(東城武兵衛)
参考文献