1997年初版　Ａ５判　P519＋P39　帯スレ、背折れ跡　カバー背少汚れ　本体天時代シミ多

“からだの学、暮らしの学、故老の学、モノの学、歩き旅する学、ことばの学、嗜みの学、異端の学、こころの学、癒しの学など在野の学をひらき、伝えた「民間学者」960名を収録！”（帯文）

“私たちが生きていること、やがて死を迎えるなかに自分の問題を探しあてることを学問の一つの道と認めるならば、そこに育つ学問は見ん科学である。…〈略〉…

明治以降の教育制度の中で体系化された学問≒「官学」に対して、生活に根ざした民間の知識体系を「民間学」と位置付け、庶民レベルでの文化史や民俗、芸術史、思想などを研究してきた学者、蒐集家、文学者、芸術家、政治家、宗教家、実業家、教育者といったさまざまな分野の人々を紹介する。
おもに明治～現代の人物を採り上げつつ、「民間学」の先駆として江戸期の人物も適宜収録。

編集協力：
熊倉功夫（生活芸術）／島薗進（宗教）／鈴木邦男（思想・運動）／筑波常治（農学）／寺崎昌男（教育）／中川米造（医術）／安田恒雄（思想・運動）／吉田忠（蘭学）

装幀：南伸坊
イラストレーション：峰岸達