
1984年初版 四六判 P303 帯スレ、角イタミ、背少ヤケ 函背および天部ヤケ、汚れ 本体背僅ヤケ 小口僅汚れ 月報付
“庭園に現出する逆聖地
宿命の女クララによって「私」は腐臭漂い、鐘鳴りわたり、妖しい花咲乱れる中国の庭へ案内される……。「なにか身震いするようなものを読もうというのならミルボーの『責苦の庭』をおすすめする。」(オスカー・ワイルド)”(帯文)
もともと1977年に第二部だけを翻訳したものが牧神社から刊行されていたが、その際に除外されていた第一部もこの国書刊行会版には加えられている。
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牧神社版『責苦の庭』を見る]
目次:
フロンティスピス(序章)
第一部 学術調査
第二部 責苦の庭
訳者後記
月報:「ミルボー傑作選」(田中良和)/《世紀末の庭から》日夏耿之介と世紀末(井村君江)/世紀末画廊Ⅳ オクターブ・ミルボーとアリ・ルナン(澁澤龍彦)