
1982年初版 A5判 P265 帯およびカバースレ、端イタミ、背から端にかけてヤケ 小口ヤケ、少時代シミ
“ゴシック小説の伝統は長篇のみに尽きず、短篇作品にも又傑作が少なくない。魅入られたように悪魔と契約を結び自滅してゆく男を描く表題作他、人間の霊魂との賭に負けてしまう悪魔の話(「悪魔の賭」)や、どんなにおどろしい扮装をこらしてもちっとも人間たちに怖がってもらえない幽霊の嘆き(「カンタヴィルの幽霊」)のようなパロディまで、選りすぐった逸品十一篇。さあ、悪魔の賽は投げられた!”(帯文)
目次:
バートランド卿(バーボウルド夫人 訳:富山太佳夫)
炉辺の夜噺(リー・ハント 訳:佐伯泰樹)
悪魔の骰子(ド・クィンシー 訳:高山宏)
メアリ・スチュークリ(エインズワーズ 訳:佐藤良明)
老吟遊詩人ウィリーの物語(スコット 訳:鈴木英夫)
悪魔の賭(サッカレー 訳:内田正子)
狼人間(マリアット 訳:高田康成)
引き上げられたヴェール(G・エリオット 訳:小田原克行)
信号手(ディケンズ 訳:小池滋)
カンタヴィルの幽霊(ワイルド 訳:前川祐一)
ジュリア・カーヒルの呪い(ムーア 訳:富山太佳夫)
解説(小池滋)