柴刺 忘れられた古代の祭儀 馬場紀美史 葦書房

平成2年初版 四六判 P515 帯スレ、背ヤケ大 カバークスミ、背ヤケ、上部少イタミ

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平成2年初版 四六判 P515 帯スレ、背ヤケ大 カバーヤケ、汚れ、少イタミ 小口少汚れ

“『祭には必ず木を立てるといふこと、是が日本の神道の古今を一貫する特徴の一つであつた』(柳田國男)
日本における柴刺神事の起源を中国雲南省彝族の祭儀に根拠をもとめた画期的な一書”(帯文)

目次:
はじめに
第一章 柴刺神事のシバサシとは何か
 {特殊神事の特殊がもつ意味について/「柴刺」の用字法の混乱について/刺すこと、立てることはどのようにして始まったか/シバサシの語源と、その由来についての一考察}
第二章 バラモン・ヒンズーの流れを追う
 {わが國の上古時代に梵語の流入はあったか/馬蹄石が示唆するものと瑜伽について/大自在王とは何か/鳥と蛙が暗示するもの/葉木國神と気噴の思想―習俗について}
第三章 柴刺の多様性についての一考察「挿頭・御蔭」論
 {挿頭と御蔭について}
第四章 「記紀」からみた我國古代の信仰思想
 {天照大神についての一考察 (1天照大神という神名とその存在性について/2「大日孁」という神名が暗示するもの)/「記紀」が語る隠された神についての一考察 (1鬼・鬼神・邪しき神について/2神々の闘争/3他神と蕃神についての私見}
第五章 「柱立」神事考
 {伊勢神宮と皇祖神天照大神についての私見/「柱立」と「心御柱」について}
第六章 中国少数民族―彝族の祭祀形態と禮俗について
 {はじめに/彝族祭祀形態の概要/彝族とひさご・竹筒の関係について/彝族と水源について/白彝の葬送―哀号と末子重視の禮俗/彝族の神霊筒と偶像について/黒彝の開陰路の儀式と白彝が傳承する角のある人/彝族の除禍思想―招魂と放オウについて/彝族の「天地・鬼神」の祭儀とそのレポート}
総括

巻末にあとがき、参考文献を収録
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