パリの聖月曜日 19世紀都市騒乱の舞台裏 喜安朗 平凡社

1982年2刷 A5変型判(ページ部分14.8×19.5) P269 帯破れ、背ヤケ カバークスミ、背少イタミ 裏遊び紙少ラベル剥がし跡

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1982年2刷 A5変型判(ページ部分14.8×19.5) P269 帯破れ、背ヤケ カバークスミ、背少イタミ 裏遊び紙少ラベル剥がし跡

「聖月曜日―それは祭りと騒乱の日々であった
ミゼラブルな生活のなかでも、人びとは仲間同志の絆を結んだ。病気のときは助け合い、また日曜を『家族の日』、月曜を『仲間の日』と呼んで仕事を休み、市外の『関の酒場』にくり出して、お祭り騒ぎを楽しんだ。当時の民衆騒乱は必ず月曜日、『関の酒場』から起こったという。」(帯文)
「十九世紀前半、市壁に囲まれた狭い面積に一〇〇万人を超える人口をかかえたパリは、膨張すると視の矛盾を露呈した。家具付きホテルとは名ばかりの、日も差さず風通しの悪い貧民宿、塵芥と糞尿にまみれる路上、下水の流れ込むセーヌの水を飲料として売る水売り人。こんなパリに一八三二年コレラが大流行する。貧民外で一〇人に一人の死者を出したこの疫病は人びとを恐怖の底にたたき込んだ。花の都と謳われるパリの文明の埒外に生きた民衆の真の姿を、出稼ぎ石工の回想記、警視総監の回想記、公衆衛生学者の調査報告などの史料を駆使して再現する。図版七〇点」(帯裏紹介文)

目次:
Ⅰ パリを囲む門と壁
 (「徴税請負人の壁/入市税/関の酒場/市門が象徴すること)
Ⅱ 膨張する都市の舞台裏
 (泥の都/パリの立小便/「犯罪者の巣窟」/解剖教室の怪)
Ⅲ 水の施設の光と影
 (ウルク運河/コルベールの計画/“馬もセーヌにやってくる”/パリの公衆浴場/庶民にとってのパリの水/汚水の行方)
Ⅳ コレラの恐怖
 (「病めるパリ」/毒殺の噂が流れて/病院と民衆/日常生活の絆)
Ⅴ しるしづけられる貧民
 (モンフォーコン/公衆衛生学/パリの医学的トポグラフィー/貧民宿)
Ⅵ 出稼ぎ石工マルタン・ナドの回想より
 (貧民の生活圏/出稼ぎ石工の旅/出稼ぎ石工のパリ生活/足蹴り闘技/石工たちの将来)
Ⅶ 路上の生活者たち
 (路上の呼売り/変容するパリの路上/パリの水売り/路上の権利)
Ⅷ 居酒屋・ゴゲット・シャンソニエ
 (居酒屋の「出合い」/居酒屋と労働の日々/ゴゲット/労働者詩人シャルル・ジル)
Ⅸ 都市の騒乱としてのストライキ
 (路上の集合体/言葉による接触/関の酒場とストライキ運動/騒乱のトポグラフィー)

巻末にあとがき、参考文献を収録
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