怪異日本史 主婦と生活・生活シリーズ128 監修:桜井徳太郎 主婦と生活社

1989年 A5判 ソフトカバー P624 帯少スレ、僅イタミ カバー端僅イタミ 天地小口少ヤケ

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人文・社会科学歴史日本史

妖怪・幻獣・神話・民間伝承日本・東洋の神話・説話・民間伝承・妖怪




1989年 A5判 ソフトカバー P624 帯少スレ、僅イタミ カバー端僅イタミ 天地小口少ヤケ

“各地に残るミステリーゾーン”(カバー惹句)

“謎を秘める金井洞窟(青森県)の地底城!
●修験の地、出羽三山に起こる不思議な現象 ●怨霊におびえる家康死の直前に血刀を振り回す ●謎の歴史書古伝承とは? ●神武天皇を案内した八咫烏の正体は?…”(帯文)

全国各地で語り伝えられる怪異、秘話・奇談・歴史上の出来事などを地域別に紹介する。

目次:
【第一章 北海道・東北】
比布の地獄穴にあるという死者たちの住む集落/コシャマインに戦勝した武田信広の埋蔵金の行方/衣川で死んだはずの義経、蝦夷地への謎の行方?/夕闇の駒ヶ岳を駆け抜ける怪異な馬のいななき/松前城下の恐怖、反乱アイヌの耳を埋めた耳塚/江差の姥神神社の由来、海の神と折居婆さんの約束/めまいを起こす謎のフゴッペ洞窟古代彫刻/いわれなき罪に炎を吐く門昌(柏巌)の生首/不祥事を知らせる古懸のお不動様の不思議/貴船神社の碑に姿を現わす浄瑠璃姫の悲しい霊/千人塚に天明飢饉の亡者たちの霊は鎮まらず/流浪の長慶天皇、津軽に紙惹きの技法を伝授?/平家の落人伝説が残る津軽の隠れ里、島守盆地/みちのくに残る薄幸の美女、唐糸御前の悲恋物語/荒吐族の神霊が宿る謎の靄山の不思議/善知鳥神社が伝える父子の愛と善知鳥の物語/北津軽の辺地に埋もれた安東一族の謎の大伽藍/謎を秘めて人を近づけない金井洞窟の地底城/岩木山の神は山椒太夫に殺された安寿姫か?/(ミステリアス人物列伝)金売吉次/平泉の金鶏山伝説、藤原秀衡の埋蔵金の行方?/哀しい運命に命絶えた魂のさまよう笛吹峠/九戸城の怨霊に祟られて脱出した南部信直/家にいると富貴をもたらす童子の精霊“座敷わらし”/伝説の宝庫「岩手」の地名は“鬼の手形を押した岩”/南無トラヤァー・・・虎猫の恩返しで出世した若い住職/石巻、鳥浜神社にまつわる不思議な白鳥の言い伝え/首斬り役人万右衛門が造立した縛り地蔵の怪/奥州下りの藤原実方、笠島道祖神の祟りに触れる/化けて子狐を養う白山妙理大権現の白い狐/大日如来のお告げで酒の泉を得た“だんぶり長者”/神宮寺の渡しで津軽侯を悩ます川越人足の怨霊/坂上田村麻呂が植えた泉神社の二本杉の怪異/“日本のマルクス”安藤昌益は新興宗教の教祖?/お伊勢参りをしたという水沢の参宮松の不思議/院内殉教者たちの祟りか、不審火つづく寺沢五か寺/田沢湖に伝わる竜になった美女、辰子姫の伝説/宝の山、尾去沢鉱山に残る北十左衛門の埋蔵金伝説/日光権現に狩猟を許されたマタギの祖、万事万三郎/滅亡の忠重一族の怨霊、春日沼、七ッ井戸に出没/順徳上皇崩御の地という尾花沢の不思議な伝説/一粒の米が一夜でいっぱいになる“文福茶釜”/法名に“海”がつく湯殿山のミイラたちの謎/出羽国平清水の“老松の精”を愛した阿古耶姫/修験の地、出羽三山に起こる不思議な現象/山形城に秋霞たち込め、上杉景勝軍は攻めあぐんだ/(ミステリアス人物列伝)武蔵坊弁慶/“ぼなり石”の木霊に守られた竹貫三河守の館/滅亡した芦名氏が猪苗代湖に秘した財宝の行方?/浮田家八宝のありかを解く一四枚の髑髏銭の謎/京から内舎人に奪われた大納言の娘の悲しい末路/白河城の大修築に人柱となった名主の娘、おとめ/奥只見の湖底に静かに眠る大福銀山の廃鉱集落/安達ヶ原に棲む、人の精血を吸い、肉を食う鬼婆/棚倉城が亀ヶ城と呼ばれる不思議ないわれ

コラム
 {アイヌの聖地―神居古潭/鬼の棲む霊山―岩木山/この世に地獄をみせる霊山―恐山/畏怖と崇拝の聖山―岩手山/農耕をつかさどる信仰の山―神室山/殺生禁断の地―山寺立石寺/古くは魑魅魍魎の住みか―磐梯山}

【第二章 関東地方】
両頭の毒蛇を食べて八十余歳まで長生きをした男/備後福山以来、五霊鬼につきまとわれる水野家/身代わりで命を救った血染めの十字の名号/大雪の降る日、無頼の徒に殺されたはらみ女の無念/佐竹義宣にとりついた三十三館の敗将たちの怨霊/因果はめぐり、死霊にとりつかれた美女お菊の狂乱/怨霊におびえる家康、死の直前に血刀を振り回す/奥日光の「戦場ヶ原」「赤沼」の伝承と猿丸太夫/嫉妬渦巻く足利義兼の館に姪の巣の井戸あり/平将門の死の瞬間に調伏祈願の土偶が落首/名門、佐野家の旗印を欲しがった田沼意次の没落侠客、国定忠治の愛妾の子は勤王の志士だった! 那須野ヶ原の「殺生石」を打ち砕いた玄能和尚将軍家のお家安泰の犠牲になった忠長公の怒り上州の名刹、双林寺に伝わる七不思議の怪異蛇攻めで悶死した淀君、末代まで秋元家を呪う/首を刎ねられた厩橋城の長尾謙忠を祀る“お杉様”/岩櫃城の秘密の水源を教えた善導寺に送りの怪火/(ミステリアス人物列伝)東洲斎写楽/安中の宿で丑三つ時にチャンコロリンと踊る石/関東の各地に伝わる神霊の宿る池の“片葉の芦”/河童の妙薬といわれる湯本家伝来の「命宝散」?/薬師堂に奉納されていた不思議な小野小町の醜像/館林城攻めをかわした尾曳稲荷の狐の霊験/汲めども尽きぬ湯の沸き出る茂林寺の“分福茶釜”/上州の片田舎に眠る南北朝の名将、大友氏時の謎/恋文に書いて乙姫様から借りた膳と椀の謎/帰農した幕末の勘定奉行、小栗忠順の霊は眠れない/大坂城火攻めの祟りに門を黒く塗り、火除けに/土木名人、井沢弥惣兵衛と見沼の竜神の祟り/難攻不落の鉢形城落ちて霧深い谷に霊魂のこだま/倒れし兵士の霊は呼ぶ、小手指ヶ原の果てなき戦い/伊達騒動は吉原屈指の遊女、高尾の怨霊のせいか?/山田家に末代祟るお菊を慰める忍城下のお菊稲荷/源氏の剛将、熊谷直実が出家する不思議な因果/忠臣、畠山重忠の死の形相におびえ、北条政権衰える/異説、壬申の乱の大友皇子は上総国に散った/九十九里の平野を潤す雄蛇ヶ沼の由来/源頼朝に献じた後、節のそろった“二股竹”が生えた/謎の黄金商人、金売吉次は佐倉で殺された?/「首と胴を一つにしてくれ」繁蔵の怨霊の悲痛な声/五山尼の妖気を秘めた安房里見氏の栄華と没落/義民、佐倉惣五郎の怨霊に苦しめられた佐倉藩主/万葉歌人、山部赤人を魅了した手児奈の悲恋物語/兄、頼朝に疎まれ、平家の怨霊にすくむ義経主従/池底に怨念のうす明かり、三宝寺池に沈む財宝の謎/(ミステリアス人列伝)俵藤太/浅草寺の本尊はわずか一寸八分の黄金の聖観音像閉ざされた江戸城地下に不気味にうごめく白骨/市川海老蔵と人気を二分した深井志道軒の奇行/入浴中に殺された道潅の怨念が両上杉を滅ぼした?/世田谷城主の一時の乱心に名家、吉良家は滅亡した/裏切り男を破滅に追い込む凄まじきお岩の怨念/謎に包まれた剣客、久米平内の数奇な生涯/近藤富蔵が垣間見た為朝伝説“偽作”の過程/八王子城の炎上とともに消えた黄金と忠臣父娘/三宅島で折雨に成功した流人神道家、井上正鐵/井戸の底で皿を数える声がする番町皿屋敷の怪/徳川三代に仕えた陰謀家、天海は百八歳まで生きた?/ゲリラの名人、新田義興と神霊矢口渡の怪異/人の肝を妙薬として売ったという首斬り浅右衛門髑髏の盃を作って酒をたしなんだ高蘭亭の奇行/鳥島の大爆発は撲殺されたアホウドリの祟り?/猫好きだった吉原の三浦屋の薄雲太夫と”招き猫”/戦乱に翻弄された、おたあジュリアは神津島に眠る/日本宗教史の謎、三鳥派とはどんな宗教か?/生きては苦界、死しては浄閑寺の悲しい遊女の運命/武州小山田氏の悲劇にまつわる“影とり沼”の怪異/大石の賭け、討ち入り時、吉良の首はなかった?平田篤胤と超能力少年、天狗小僧寅吉の出会い/振袖火事の出火原因にまつわる因縁の恐ろしさ/天明の青ヶ島大噴火は浅之助の祟りだった!/源為朝の流された「伊豆嶋」は伊豆大島か?/富士山に断食入定した江戸の油商人、伊藤伊兵衛/(ミステリアス人物列伝)鼠小僧次郎吉/弾圧された梅辻規清の新旧五大陸の浮沈論とは?/伝馬町の獄内で生まれた、あの有名な「高島易断」/鎌倉龍ノロで日蓮を救った”火の玉”はUFOか?/無実の罪に刑死した尼僧が泣くという“尼の泣き水”/落城、毒殺の修羅場を越え、怨念で再起した小栗満重/赤鬼の父と山姥の母から誕生した足柄山の金時/丹後姫を黒髪の美女に戻した小野小町の霊験/相州刀の中に宿る鎌倉一文字派、助真の執念/死闘の地に染む義忠の怨霊、大根も人参もねじれる畑/芦ノ湖につながる清左衛門地獄池の不思議/手拭いをかぶり、音頭をとって踊る戸塚宿の猫踊り/虎女姫の小石の奇跡、曽我兄弟をしのぶ涙雨/北条早雲は霊夢によって関東を手中にした?

コラム
 {人が集う豊かな聖山―筑波山/武人の聖地―鹿島神宮/山霊を祀る二荒山―日光山/国造が崇めた武蔵一の宮―氷川神社/お犬様の霊山―秩父三峯山/将門を祀る―神田明神と将門の首塚/武蔵国の総鎮守―大国魂神社/神の集まる島―神津島/もとは天候神の山―大山阿夫利神社/地蔵信仰の聖地―箱根}

【第三章 中部地方】
日蓮に赦免を伝えたという神使「頭の白き烏」の謎//越後上路にいまも残る山姥・金時の伝説と信仰/佐渡、水金遊郭に残る遊女たちの恨みの痕跡/不祥事を知らせるという佐渡、尖閣湾の生貫観音/親鸞上人の念仏説法が残した越後の七不思議/キリシタンお島の身代わりに磔になった愛猫/奈呉の船人たちを恐れさせた名越一族の霊/早百合の怨霊のせいといわれる佐々成政の切腹/五月雨けぶる倶利伽羅峠、聞こえるは平家怨霊の声か/黒部の谷、黒薙温泉に現われた大蜘蛛の妖怪/南砺平野の黄金伝説、金詰めの瓶が金色の鶏に/北アルプス山中に隠された佐々成政の軍用金/立山地獄谷は生き地獄、この世の恨みの捨て所/妻をモデルに描いた応挙筆の聞名寺の幽霊絵/能登路に残る義経逃避行のエピソードとそのルート/かげろうや蛍となってさまよう義民、道閑/白髪を染めて篠原の戦場に散った硬骨の老武者実盛/(ミステリアス人物列伝)村正/金沢の地名のいわれは砂金を洗った“金洗沢”から/継母に殺されたお銀小金を慰める地蔵祭り/能登に伝わる麦屋節と粉挽き女、お小夜の悲話/越前の奇勝“東尋坊”は不良僧侶の名前にちなむ/柴田勝家一族、無念の自刃、命日に首なし武者行列/人魚の肉を食べて八百歳まで生きた白比丘尼の謎/百姓与物惣治夫婦の信心を妨害した母親の因果/越前一乗谷に刻まれた戦国大名朝倉一族の興亡/城の井戸に棲む片目の蛇は思いかなわぬおしずの化身/護良親王怨念の形相か? 山梨県秋山村のミイラ首/奇橋、猿橋の架橋には渡来人夫婦の犠牲があった/甲府善光寺の棟木となった古柳の精とお琴の悲恋/秘境、奈良田の郷に残る吾平と琴路の悲恋物語/富士山麓に新文化を伝えた秦国から来た徐福一行/“梅の木の下 黄金千杯”獅子吼城に眠る宝の行方/甲州金山の夢の跡、勝沼ワインの地から金出土/武田信玄は鎌倉時代の勇将、曽我五郎時致の再誕か?/甲斐国、長源寺に出没するものの怪の正体?/(ミステリアス人物列伝)風魔小太郎/戦さ世の人心離反の過酷、天目山麓で武田家滅亡/甲斐黒川千軒の繁栄の陰に消されたおいらん淵の惨/娘をいけにえに要求する狒々を退治した霊犬/長野善光寺のご本尊のふるさとは大阪の阿弥ヶ池/戸隠山の鬼女の正体は絶世の美女、呉葉だった!!/寝覚の床の主は乙姫様ではなく、大山椒魚であった!/念仏を唱え、進んで生き埋めになる行人塚の謎
/磔にされた多田加助の怨念で傾いた松本城/義仲の冥福を祈り、尼として一生を終えた妹の菊姫/信州伊那の山奥に生きる平家落人伝説の古習/興禅寺、蛻庵稲荷という変わった名の社の由来/八重菊の泣く声が聞こえる飛騨国分寺の大銀杏/岩村城、おつやの方の呪い、濃霧が噴き出る井戸/関ヶ原での裏切りが祟り、早死にした小早川秀秋/飛騨山中に散在する巨石遺構はピラミッドか?/天正白川地震で何もかも消え失せた帰雲城/歴代城主が非業死する岐阜城をめぐる奇怪な謎/二つの顔に四本の手足を持つ飛騨の怪人、両面宿儺/暗夜でも「朝六つ」のように明るい“朝六橋”の不思議/水無神社宮司となった島崎正樹の悲劇的生涯/恵みの雨をもたらした竜神に嫁いだお夜叉/遠江横岡城の古井戸に棲みついた赤い唇の蛇/駿府城の花倉殿の亡霊と謡曲「芭蕉」の怪異/久能山か日光山か? 徳川家康の遺骨をめぐる謎/源頼家がつくらせた能面は暗殺を予知していた/遠州七不思議の一つ、池の平は八年目に生き返る池/“唐人お吉”の霊が現われる下田宝福寺の怪異/“孔雀の呪法”を操った山岳呪術者、役小角の謎/白砂青松の千本松原に刻まれた戦乱の世の非情/天城山中の浄蓮の滝に棲む女郎蜘蛛の妖怪変化/遠州灘の大津波をせき止めた大須賀の晴明塚/久能山東照宮に蓄えられた莫大な家康の遺産/幾人もの死霊が棲むという伊豆天城しらぬたの池/旧東海道小夜の中山、坂道にわが子恋しの石が泣く/富士の麓、竹取りの翁の里に残る“竹採塚」とは?/金の鯱鉾輝く名古屋城、天守閣の地下に黄金水/(ミステリアス人物列伝)左甚五郎/上洛の野望ついえ、桶狭間をさまよう義元の無念/野田城で笛の音に聞きほれ、不覚の傷を負った信玄/三種の神器の草薙の剣の行方をめぐる謎と伝承/「十二段草子」の語りも悲し、東下りの義経を恋う姫

コラム
 {霊剣を祀る聖なる山―弥彦山/海上守護神の聖地―気多大社/泰創祀の霊峰―白山/諏訪湖畔の古社―諏訪大社/三島神と竜石―三島大社/火伏せの神の聖地―秋葉山/日本一秀麗な神体山―富士山/白狐にまたがった神―豊川稲荷}

【第四章 近畿地方】
鬼といわれた娘盗賊、鈴鹿の怨念こもる“かがみ石”/神島の“波切り不動”にまつわるおたつ上臈の哀話/愛憎の果ての式部塚、丹波守手植えの樒は祟る/津城の千丸君に仕える綿帽子を被った老女の正体/伊勢神宮の創建にまつわる倭姫命伝説の不思議/殺生禁断の浦で漁をして地獄で苦しむ阿漕の漁師/神仏にすがって業病が回復した道観長者の話/伊勢斎宮タクハタノヒメの悲話と夜の虹の不思議/佐和山城の女郎谷にこもる女たちのむせび泣き/比叡山の修行僧を戒める一つ目・一本足の小僧/羽衣を隠して天女を妻とした余呉湖の羽衣伝説/最澄が霊山・比叡山を開山した不思議な縁/淳仁廃帝の怨霊が船を沈める琵湖の謎の水域/湖東第一の寺格を誇る名刹、清涼寺の七つの怪異/琵琶湖に響く三井寺の晩鐘は盲目の蛇への時の鐘/明智光秀の坂本城の財宝は琵琶湖のどこに眠るか?/彦根城の人柱となったお菊、以来、城下では菊花咲かず/僧に恋した乙女の怨念か? 湖水を渡る比良おろし/(ミステリアス人物列伝)渡辺綱/湖東の金剛輪寺に伝わる「油、かえそう」の怪談/天橋立の地名発祥伝説と霊地・霊場の物語/珍皇寺の鐘は、あの世から亡者の精霊を迎える迎え鐘/知恩院名物の「忘れ傘」と狐の濡髪堂の由来/三条河原の処刑の恨みか? 豊臣秀次の妻妾の幽鬼出没/平安遷都は怨霊を慰霊するためのものだった/京都に上と下の二つの御霊神社のある不思議?/袈裟御前に横恋慕した盛遠が引き起こした凄惨な結末/鞍馬山は闇の山、天狗の雅楽が怪しくこだまする/吉凶を占い、異変を予知した陰陽家の安倍晴明/京都の報恩寺では暮れ六つの鐘はタブーとなった/京の一条戻橋は吉凶を占い、死者がよみがえる橋/伊勢神宮に次ぐ地位を得た石清水八幡宮の謎?/鬼の子孫か八瀬童子、毎年お盆に鬼洞で祖霊祭り/西陣に応仁の乱の亡霊、雨の夜には戦陣のざわめき/孝明天皇の勅願所となった幕末創建の宗忠神社/吉田神道中興の祖、吉田兼俱は宗教の天才だった?/伏見城の遺構を移築した養源院の黒ずんだ血天井/神変幻妙な妖術で人々を幻惑した謎の果心居士/桓武天皇の周囲を彷徨する白衣蓬髪の早良廃太子/鳥辺野では若い女の幽霊が赤子のために飴を求める/方広寺の恨みの鐘の音は淀殿の豊臣家滅亡の呪い/極楽浄土へ行くことを望んで断食した鉢坊主/宇治橋の守り神は妬みに狂い、悪鬼と化した橋姫/新撰組に追われた正秉は、鞍馬山で神と出会った?/崇徳上皇は七百年間も祟りつづけた大魔王!/(ミステリアス人物列伝)頼豪/謎を秘めた酒顛童子の大江山“鬼の岩屋”の怪/英雄・阿弖流為の鎮魂地は河内国か常陸国か?/神功皇后を守護する海上平安の守護神、住吉三神/謎に包まれた三光神社の“真田の抜け穴”/会津藩士、中川は自害、大坂城人間石に怒りの人面/信太森神社に伝わる保名と白狐“葛の葉”の物語/父の死後、言葉を発しなくなった垂水長者の娘/応神天皇陵の埴輪の馬が駿馬に変わった古代奇談/長谷観音の誓いにより鉢をかぶった寝屋長者の姫/源頼政に退治されたヌエは大坂に流れ着いた/聖徳太子ゆかりの叡福寺に伝わる七つの不思議/天候不順、天変地異は無念の淡路廃帝の祟り?/素手で触れると祟りが起こる枯木神社の霊木/ご神体“石の宝殿”をめぐる生石神社の多くの謎/身代わりの松王のお陰で大輪田ノ泊の修築なる/多田銀山廃坑の豊臣家の四億五千万両の行方?/姫路城の不思議、天守閣に現われる老婆姿の小刑部姫/落城、入水して果てた姫の顔を映す八上城古池の怪/葛城山の一言主の神と雄略天皇の不思議な出会い/古代史ミステリー・ゾーン、飛鳥の奇怪な石造物群/世阿弥〈忍者〉説まで出る不可解なところとは?/四十一歳の農婦が神懸かった“神の啓示”の不思議/天皇家を脅かす三輪山の神命に従い、災厄を払う/若狭国から送られる東大寺二月堂の閼伽井の香水/地獄で米が無尽蔵に出る小箱をもらった満米上人/神武天皇を大和国へ案内した八咫烏の正体は?/天下の大事変を予告、神像が破裂する談山神社の怪/(ミステリアス人物列伝)文覚/無実の娘を救った大野寺「身代わり焼地蔵」の霊験/藤原氏の氏神、春日大社では鹿がなぜ神使か?/石上神宮に伝世する不思議な宝剣小狐丸の由来/奈良坂を越えると京都、かつては霊界への通い路/豊臣秀保と武田阿波守の怨念こもる郡山城の怪/東大寺大仏の鋳造を助けた八幡神は技術工芸神?/長谷寺の十一面観音像は触れると祟る“霹靂ノ木”製/「記紀」以前に書かれた謎の歴史書・古伝承は?/竜神温泉の「晴明の源」にまつわる安倍晴明の祟り/高野山大円院を舞台とした滝口入道との悲恋物語/織田軍を撃退して踊った鈴木孫市の奇妙な片足踊り/熊野山中をさまよう参詣途中に死した人の霊

コラム
 {霊魂がとどまる霊山―朝熊山/大神が降りた聖なる山―三上山/国家鎮護の大寺―比叡山/文子らに道真から託宣―北野天満宮/雨乞いの霊場―神泉苑/人々に畏怖された猛霊社―松尾大社/古代の一大中心―大和三山/修験道第一の霊場―大峰山/死霊のこもる聖地―熊熊野三山/天下の山岳霊場―高野山}

【第五章 中国地方】
山々に鳴り渡る忠臣、山中鹿之介の悲しい笛の音/“宗門の恥”と残酷な石子詰の刑にされた山伏/秀吉の兵糧攻めに遭った鳥取城兵たちの地獄絵/鳥取城下延焼の罪で、無念の死を遂げた赤松広英/米子城中村家を断絶させた内膳正と豪円の怨念/高さが九七メートルもあった出雲大社の謎/二人の女の怨念で自殺した小笠原家重臣、玄太夫宗利/人柱の怨霊でゆらゆら揺れる松江城天守閣/石見銀山をめぐる戦国三大名の戦いとその犠牲者/家名を傷つけられ、自害した女主人の仇討ち/津山城下のにらみ合う奇妙な二本松の由来/忠臣、杉原長房の血しぶきは白壁を真っ赤に染めた/厄年を契機に神の啓示を受けた不思議な教祖/桃太郎といわれる大吉備津彦の温羅(鬼)退治/千年の鍛刀史上の奇跡、女刀匠、阿源国重の苦節/南蛮からやって来た加茂の化け狸の霊験とは?/飛騨の匠の弟子が入った不思議な「開かずの箱」/黒住宗忠の労咳を全快させた冬至の日の不思議/(ミステリアス人物列伝)止利仏師/苛政に耐えかね御法度の上訴で善六非業の刑死/遊女に煮えたお歯黒汁を飲まされた禿の怨霊/盗まれた宙釣り観音は巡礼に背負われて帰って来た/幕府の術中に陥った福島正則、命取りの広島城修築/毛利元就が息子に伝えた“三矢の訓”の真相!/平清盛と、したたかな厳島神社、佐伯景弘父娘/ひんよう踊りが終わるとさまよう“阿良の幽霊火”/流浪の笛の音ゆかし、知盛の娘、ささら姫の哀話/平氏の怨霊を甲羅に背負った関門海峡の平家蟹/畦道に残る早乙女塚と、その供養の“精霊踊り”/夜こと絵馬から抜け出し、田畑を荒らす黒駒/千珠島、満珠島にまつわる神功皇后伝説の不思議/向津具半島にある楊貴妃の墓の謎とロマン/軍記講釈の三郎兵衛にお家廃絶を招いた狸の呪い/ケチな衛門三郎は罪を悔い、弘法大師に抱かれて大往生/信長に背いて爆死した希代の悪党、松永久秀/道感とややの織りなす愛、阿波名産「山崎織り」/讃岐で憤死した崇徳上皇のどこまでも癒されぬ呪い/百々ヶ淵の大蛇がかぶっていた讃岐国分寺の銅鐘/“岩皿小皿”と平池の人柱となった乙女の霊/佐々木信胤を祀る小豆島の飽浦権現の奇習/讃岐に伝わる義経と別れた後の静御前の消息/丸亀城の怪異、代々の城主にまとわりつく不吉/結ばれぬ恋の果て姫原に死した木梨軽皇子と皇女/和霊神社の縁起となった山家清兵衛と宇和島騒動/一遍上人は熊野権現の不思議な神勅で大悟した/妊婦の嘆きと胎児の泣き声、松山城“俎石”の怨霊/(ミステリアス人物列伝)石川五右衛門/藤原純友の再起の日を待つ軍用金の謎と行方? 楠木正成の亡霊につきまとわれた大森彦七/山内一豊に献上された土佐特産の七色紙の由来/室戸岬に残る、弘法大師の霊験を伝える七不思議/滝壺の底で布を織りながら若者と暮らす美しい娘/岩本寺の矢負いの地蔵と福観音の不思議な霊験/四万十川河口近くに残る「京女郎姫殿神」のいわれ/長宗我部家の家督相続をめぐる「七人みさき」の怪/毎晩わが子を訪ねて乳をやる子育て幽霊の怪

コラム
 {出雲の数霊神を祀る―熊野大社/縁結びの祭神―出雲大社/三女神を祀る神島―厳島/八坂瓊勾玉づくりの神を祀る―玉祖神社/航海神の聖地―金刀比羅宮/謎多い水軍の拠点―大山祇神社/四国一の修験の山―石鎚山}

【第六章 九州・沖縄地方】
“寒門の家”と言われ、左遷された菅原道真の祟り/“黒田騒動”の福岡城下、お綱明神の恐ろしい呪い/神功皇后伝説に見る不思議な神懸かりと神託/城井谷に現われる血みどろ武者や千代姫の亡霊/磐井の墓“岩戸山古墳”の多くの謎を秘めた石人/村人に殺された求菩提山山伏の恨みの呪文/八鬼の霊を甕の中に封じた求菩提山開祖、卜仙/柳河城に蒲池氏の幽鬼出没、竜造寺家に不幸つづく/鎮西源為朝の大蛇退治の人身御供になった万寿姫/広嗣の怨霊は名僧玄昉をも震死させた強大パワー/“鍋島化け猫騒動”の真相は竜造寺家と鍋島家の確執/名称も神秘的な神籠石、谷間に延々と続く列石の謎/徐福伝説で有名な金立山の不思議な不老不死の霊薬/天女の誘惑に負けた隆信沙門と九千部山の由来/戒名を甲羅に刻んだ大亀は高城の守護神だった?/今福新田開発のために人柱になった田代近松と娘/決して涸れることがない不思議な長崎の幽霊井戸/(ミステリアス人物列伝)武内宿禰/全滅した切支丹宗徒の呻き声が聞こえる原城/法力に優れた杉本院の怨霊は雷となって祟った/加藤清正の命をねらう横手五郎、井戸に穴埋めとなる/江田川沿いの謎のトンネル、トンカラリン遺跡の不思議/加藤清正の予言どおりか? 熊本城天守と銀杏の不思議/玖月善女の身代わりとなり、相良家に祟った愛猫の玉垂/相良氏の入部によって球磨に三六の御霊社建つ/渡来神の宇佐八幡大神は童子の姿で現われた/波多方の井上寺尼僧が隠した松尾山の黄金の秘密/蛭子(恵比須)神の顔が赤くなり、水没した瓜生島/処女の人柱で府内城竣工、けちな恩賞で祟りを受ける/八幡神託がからむ和気清麻呂と道鏡の確執/惨劇のあと、血の色を増す合元寺の赤壁の不思議/山弥長者の呪いか? 府内城主、日根野家の断絶/復讐の鬼、那須主膳は一揆の関係者二一四人を斬殺/慚愧の念に自らの両眼をえぐった悪七兵衛景清の怨念/伊東義祐一族の敗走路、姫塚辺りに幽鬼出没/駕籠かき、守平の命を救った霊石“三日月さま”/諏訪神社に飛んで行く善三郎の鬼神面の不思議/奄美大島で「北」のことをなぜ「ニシ」と読むのか?/佐念の山にいまも聞こえる“ヤンチュ”カンツメの歌声/俊寛僧都の流された「鬼界が島」とはどこか?/鹿児島城下の石橋に出る不気味な女のうす笑い顔/豊臣秀頼は大坂落城後、九州へ落ち延びていた?/ガラッパに呪いを込めた戸田観音足下の河童の彫り物/観音様に嫉妬し、悪行を働いた千亀女の悲しい末路/(ミステリアス人物列伝)宮本武蔵/源為朝の子は幻の琉球王朝の祖となった?/夫に裏切られた妻の怨念は逆立ち幽霊となった/沖縄の熊野信仰と補陀落渡海の不思議な関係/謀られた北山王、攀安知は霊石を斬りつけ、激しく呪詛

コラム
 {航海の安全を守る海上の聖地―宗像大社/奇岩怪石の大道場―英彦山/阿蘇国造りの神を祀る―阿蘇山/聖なる墳墓群―西都原古墳群/天孫降臨の場所―高千穂/沖縄第一の聖島―久高島}
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