
1976年10刷 新書判 P134+文献P1 ビニールカバーおよび表紙端時代シミ 小口および扉ページ端時代シミ 天時代シミ多
西洋においてはしばしばキリスト教社会に対立するもの、またはそのように見なされ弾圧されたものとして「妖術」「妖術使」を位置付け、さまざまな時代の例を列挙してその歴史を辿る。
目次:
序
【第一部 妖術】
第一章 妖術誕生
{妖術と呪術/妖術の起源/ミシュレの公理/田舎の妖術}
第二章 苦境と妖術
第三章 性と妖術
【第二部 妖術史】
第一章 夜宴その他、妖術上の現象
{夜宴/媚薬/呪詛/施術者}
第二章 教会と妖術:
第三章 妖術使に対する訴訟手続
第四章 中世の妖術
{中世初期/カロリンガ朝時代/カペチャン王朝擡頭期/十三世紀/中世末期/トゥールーズの妖術/イール・ド・フランス/ジル・ド・レー/フランス東南部における妖術の流行/ロレーン/アラースのヴァルド派迫害}
第五章 十六世紀の妖術
{N・レミイ/H・ボゲ/P・ド・ランクルとデスパニェ/イタリヤにおける妖術の流行/スペインにおける妖術の流行/ドイツにおける妖術の流行/スェーデンにおける妖術の流行/イギリスにおける妖術の流行/ロシヤにおける妖術の旅行}
第六章 十七世紀の妖術
{修道院における悪魔/ゴーフリディ事件/ルーダンの事件/ルーヴィエの事件/E・ド・ランファン/ルイ十三世時代の妖術/ノルマンディーにおける妖術の全盛期―メオティ事件/オック事件/イギリス/セイレムのサーカス・ガール/毒薬事件/一六八二年の勅令/妖術的な考え方への反撥}
第七章 近代の妖術
【第三部 美術および文学に現れた妖術】
第一章 肖像研究.
第二章 文学
結論
訳者あとがき
参考文献