
1992年4刷 文庫判 P285 カバースレ多、少汚れ、イタミ、背ヤケ、上端僅破れ
“過激なワンダー・シティ香港。「借りものの土地、借りものの時間」に生きる香港の人々は、しなやかでしたたか、常にインターナショナルである。この街に暮し、この街を愛する、唯一の香港主義者《ホンコニスト》が、独自の観察眼で、その雑路の魅力をあますところなく伝える痛快な路上エッセイ集。”(カバー裏紹介文)
目次:
香港のピアノ弾き
I 「慕情」の島
香港的
飲茶の誘惑
半島酒店
日本の記憶
天星小輪¥雙層巴士
叉焼飯
澳門の眠り
オーシャン・夕ーミナル
II 香港街路考
電影
街市
高密度都市
借りものの名前
時装・游楽
犯罪者たち
自由港
コロニーの新年
III 香港対話篇
犬鍋の宇宙
猫枕の夢
香港的しぐさ
生きかたと死にかた
香港的体験
IV 香港人の素顔
越境者たち 墨
ロレッタの青春
ドミニクの日本体験
花嫁の家
新聞少年
出口なし
V 香港トワイライト
深圳
九龍城
南丫島
あとがき
解説 ブンケンさんへのラブレター(妹尾河童)