
2003年3刷 文庫判 P319 帯背ヤケ カバー僅スレ、背僅ヤケ
“品が悪くて小汚い家々が立ち並ぶ一角にそのクラブはある。特別なワインもなければ素敵なショーもない、ビリヤード台すらも置けぬほどの小さな酒場。ただ、ジョゼフ・ジョーキンズと名乗る古株の客に出会えれば、楽しい一夜を過ごせること請け合い。世界中を旅してきたというその男が、持ち前の軽妙な語り口で、奇妙奇天烈な物語の数々を披露してくれる。すべてのファンタジイ作家の祖であるダンセイニが贈る傑作物語集。”(カバー裏紹介文)
目次:
プロローグ
ジョーキンズの若き日の恋
{ジョーキンズの奥方/柳の森の魔女}
一攫千金のジョーキンズ
{妖精の黄金/大きなダイヤモンド}
信じられない冒険譜
{最後の野牛/クラコヴリッツの聖なる都/ラメセスの姫君}
ジョーキンズの奇病カルテ
{ジャートン病/電気王}
異世界のジョーキンズ
{われらが遠いいとこたち/ビリヤード・クラブの戦略討議}
訳者あとがき