
1984年 A5判 P182 帯・カバー背ヤケ
“読むと背すじが寒くなる本です
一見なんでもない日常の生活にのぞく、こわいような人間の心。哀しさがしみじみと読む人の心にしみ通って、ねむれなくなる本です。子どもの眼でとらえた、手紙・電話・事件・一匹など14編からなる傑作短編!!”(帯文)
“他人にはふれられない、人の心の奥底の世界をみごとにえがいた短編集。哀しさがしみじみとつたわり、読んでいくうちにねむれなくなる本です。手紙・電話・事件・一匹・権利・あいつとおれ・地球にてなど14編を収録”(カバー裏紹介文)
「わたしは〈大人のための〉とか〈子どものための〉とか、区別をして書いたことはいちどもないのです。いつもいっていることですが、子どもならびに大きくなった子ども、あるいは大きくなりすぎた子ども。そのためのものを書いています。」(あとがきより)と述べる著者による、短篇創作集。
目次:
手紙/電話/事件/春休み/あいつとおれ/一匹/権利/心中/人生/坂道/一九三六年/子盗り/家族/地球にて
あとがき