
昭和61年初版 文庫判 P253
“ロマン派からポップ文学にいたるまで脈脈と受け継がれた“血”の系譜……十九世紀のヨーロッパに一躍吸血鬼ブームを巻き起こしたポリドリの『吸血鬼』を筆頭に、メリメ、ジュール・ヴェルヌ、コナン・ドイルからジェラシム・ルカ、H・C・アルトマンまで、文学史上にユニークな歯跡を残す吸血鬼小説を、稀代の吸血鬼愛好家種村季弘が精選した名品珍品揃いのミニアチュール・アンソロジー”(カバー裏紹介文)
目次:
吸血鬼 (ジャン・ミストレル 訳:種村季弘)
グスラ(抄)(プロスペル・メリメ 訳:根津憲三)
吸血鬼(ジョン・ポリドリ 訳:佐藤春夫)
吸血鬼の女(E・Th・A・ホフマン 訳:種村季弘)
カルパチアの城(ジュール・ヴェルヌ 訳:安東次男)
吸血鳥(マルセル・シュオッブ 訳:種村季弘)
サセックスの吸血鬼(コナン・ドイル 訳:延原謙)
吸血鬼(ルイージ・カプアーナ 訳:種村季弘)
吸血鬼を救いにいこう(ベレン 訳:種村季弘、橋本綱)
受身の吸血鬼(ジェラシム・ルカ 訳:種村季弘、橋本綱)
ドラキュラ ドラキュラ(H・C・アルトマン 訳:種村季弘)
編者解説