昭和47年 A5判 P408 帯スレ 函ヤケ、少汚れ 本体表紙端少汚れ 小口時代シミ ページ少開きグセ
“洋風画・自然科学に没頭した異才の評伝
鎖国下の日本で銅版画を創製、また初期洋風画家として数々の傑作をのこすとともに、西洋科学の啓蒙者として江漢は生きた。その信じがたいほどの多岐にわたる諸活動の軌跡。江戸期の芸術・科学が新しい観点から問いなおされようとしている現在、本書の果たす役割は計りしれないものがある。著者・黒田博士(1886-1957)は元奈良国立博物館館長。”(帯文)
目次:
序(杉村勇造)
小序
序説 江漢研究の諸問題
司馬江漢年譜正誤
一 享年の問題:
二 年令と交遊関係
三 画歴 ―師受
四 家眷
五 年令加算の心理
六 生涯の五時期
鈴木春重
司馬江漢の早期油絵作品に就て
西遊日記に現はれたる江漢の作品に就て
一 江漢の作品に対する西遊日記四遊旅譚の意義
二 臘油画
三 銅版画
四 唐画
五 生写シ
六 結語
寬政文化期に於ける江漢の作品に就て
司馬江漢の自然科学的業績に就て
無言道人
江漢書牘
編者註
司馬江漢年譜
跋