
2000年 新書判 P161+用語解説P1 カバー上端ヤケ
“火星に生物は存在するのか? 宇宙生物学は、宇宙におけるあらゆる形態の生命の科学的なリサーチを行なう。本書は、地球上における生命の起源と進化を踏まえたうえで、太陽系内の天体から遙かな銀河系までを対象に、地球外生命の存在を探る。天体物理学者、生化学者、生物学者の三人による共同執筆。”(カバー裏紹介文)
目次:
序章 宇宙生物学とは何か?
{I 定義/II 歴史/III 生命とは何か?}
第一章 理解するためのモデル、地球上の生命
{I 生命の一つの定義?/II アリストテレス派スコラ哲学から現代の生化学まで/III 分子次元の生命体の統一性}
第二章 地球上の生命の起源
{I 自然発生説と創造説/II パンスペルミア説から化学的発展説まで/III 前生命化学}
第三章 地球上での生命の進化
{I 最初の化石/II 生物の進化の問題/III 極限の環境下の生命}
第四章 太陽系内の生命
{I 水星と金星/II 地球から月へ/III 火星の上に生命が?/IV 木星から冥王星まで/V タイタン上の前生命化学/VI 彗星と隕石 ―有機物質を地球にもたらした使い}
第五章 太陽系外に原始生命のゆりかごはあるか
{I これまでの研究の概略/II 星間空間で見つかった有機分子/III 惑星は生命のゆりかごの加納氏/IV 惑星をどのようにして探すか} いままで何を見つけたか?}
第六章 太陽系外に生物活動の痕跡を探す
{I 原始生命をどのようにして探すか?/II 別の形の生命?/III 太陽系外の惑星上での生物的発展}
第七章 地球外知性?
{I 天文学者のやり方/II 認識論からの注釈}
第八章 未来
訳者あとがき
用語解説