
1999年 新書判 P186+参考文献P4 P47上角折れ跡
“フランス領として地中海に孤絶する最後の楽園 ―コルシカ島は、「海にそびえる山」とも形容される特有の地理環境にある。その秘められた多くの魅力を説くために、本書は政治・経済・文化の諸相をたどり、コルシカ人気質を浮きぼりにする。観光旅行を味わい深くしてくれる、コルシカ案内の決定版。”(カバー裏紹介文)
目次:
はじめに
【第一部 コルシカ人 ―一つの歴史、一つの民族】
第一章 植民地コルシカ
I 先史時代から古代植民地時代まで
II イタリアの支配
III 独立への闘い
IV フランス領コルシカ
第二章 コルシカ人、砕け散った共同体
I 送り出しの地、受け入れの地
II 現在の島の人口
III 島外のコルシカ人
IV 「コルシカ民族」
【第二部 無気力からの目覚め】
第一章 伝統的産業の衰退
I 農業の衰退
II 牧畜業の抵抗
III 工業の光と影
IV 衰退という総合結果
第二章 戦後四半世紀の激動
I 新たな衝撃
II 農業革命
III 氾濫するツーリズム
【第三部 発展後の諸問題】
第一章 島内格差
I 膨れ上がる都市
II 激変する沿岸部
III 内陸部はどうなったか
IV 曖昧な成長
第二章 反乱の時代
I 高まる要求
II 地域主義から民族主義へ
III 現在の状況
おわりに
訳者あとがき
コルシカ史年表
参考文献